ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

「オーメン:ザ・ファースト」@AmazonPrime

250718 THE FIRST OMEN 2024 米 1h59m  監督:アルカシャ・スティーヴンソン

あまり期待しないで見たせいか、そこそこ面白く見ました。これは英国製「オーメン」(1976)の前段の話として製作された、2024年の米国製作品です。ほかにも2006年に「オーメン666」というリメイク版が作られていますし、他にも亜流が何本か作られています。

愚亭も1976年のオリジナル作品はリアルタイムで見ています。かなり怖かった記憶がありますし、場面場面は今でも鮮明に思い出します。

本作の製作年はオリジナルの50年後ですが、ストーリーは「オーメン」に繋がっていく前の時代の話です。舞台は1971年のローマです。アメリカからやってきた修道女マーガレット(ネル・タイガー・フリー)が主人公です。

なんで彼女がわざわざアメリカからローマに来たのか詳しく描かれてないので、やや不自然な印象は拭えません。やがて、このマーガレットがファム・ファタルとして、「オーメン」に繋がっていくのですが、かなり設定が分かりにくく、難解です。

ローマ・カトリック教会は現在も神父による、いわゆる淫行が何年も前から話題になっていますが、そうした乱れた組織を覆そうとする派閥が反キリストとしての大掛かりな陰謀を企み、そこに後に登場してくるデイミアンが組み込まれていくお話。

このマーガレットがそこに深く関与することになるのです。かなり恐ろしい話であり、おぞましくも気味の悪い場面がたびたび出てきます。主役の女優、愚亭の好みではありませんが、演技はお上手で、終盤には怪演とも言えるような動きで鬼気迫ります。

つまんない役で、名優のビル・ナイが出ています。またもっとつまらない、ほんの端役でチャールス・ダンスも登場します。

ローマが舞台なのに、なぜか修道女たちもみんな英語が達者なのが不自然です。マーガレットにイタリア語を喋らす方がよほど自然だと思うのですが・・・。

それと、なんですかねぇ、この邦題。わざわざ原題と逆にしているだけ、というお手軽さ。それなら原題通り、ザ・ファースト・オーメンで良かったと思うのですが。