ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

「メメント」@AmazonPrime

250801 MEMENTO(「覚えて」と言う意味のラテン語。ちなみによく出てくるMEMENTO MORI死を思え」という言葉は、これによって生の意味を考えよ、という警句らしい。)

2000 米 1h53m  原案:ジョナサン・ノーラン(クリストファーの弟)、脚本・監督:クリストファー・ノーラン

クリストファー・ノーランの作品は随分見てますが、いずれも結構難解。でも、本作ほどの難解さではなかった。これは群を抜いていて、見終わった感覚ははてなマークがいくつも出てしまいました。

主人公は記憶をなくしたというか、昔の記憶ではなく、直前の記憶がどんどんなくなるという症状だから、始末が悪いのです。それで、なにかある都度、ポラロイド・カメラで撮影し、そこに記憶を書き込む、さらに重要と思われるものは自らの身体にタトゥーで記録するという異常さ。

妻がレイプされ殺された。その場で自分も殴打され記憶をなくすという設定です。一体誰が犯人か、不明だらけ。さまざま周囲に登場する人物たちも、いずれもなにか怪しい。そもそも、事件は実際に起きたのかも疑問が生じるほど。

しかも、本作の特殊性は、カラーとモノクロをほぼ交互に同じ分量で映し出されることで、カラーは時間を逆行、モノクロは順行という手法が用いられていて、愚亭には途中から何が何だか、ほぼついていけない事態に。しかも、謎多きまま突如エンディング!!!ワオ〜!こりゃ参った。勝手に解釈するっきゃない。

主演のガイ・ピアース、この3年前に撮った「LA コンフィデンシャル」の悪徳刑事役は印象に残っていた。美男ではないが、印象に残る俳優ではある。そう言えば、かれもイングランド出身のイギリス人。ノーラン監督も。

キャリー=アン・モス、カナダ出身の女優。理知的なタイプ。

いやですねぇ、こういう作品は!見終わって、モヤモヤ感だらけ。