ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

「イタリアのシェフ」@AmazonPrime

250807 The Space Between(間の空間?)伊・豪合作 2016 1h16m 脚本・監督:ルース・ボルゴベッロ この監督の詳細は不明。オーストラリア生まれのイタリア系。写真から想像すれば、まだ30前後の印象。本作が本格長編1作目か?それにしては、まあ上手い方でしょうか。

9割はイタリア語、1割が英語で、舞台は北伊、クロアチアとの国境近くのウーディネ及びその周辺なのですが、イタリア語タイトル不明。よく分からない英語タイトルですが、それにしても、この邦題、ひどくないですか?

上のポスターでは、対照的な赤と青で、男女が背中を向け合っているので、題名はその空間を表そうとしているようです。

全編を流れるBGMが心地よい調べです。それと、景色の美しさが際立ちます。また、ちょっとした室内や戸外の映像でも色彩対比に神経が行き届いている感じです。

ただ、話の展開は凡庸で、まとまりがありません。可もなく不可もない作品。

ニューヨークで活躍した料理人のマルコ、母を亡くし、それも忙しく間に合わなかったことがトラウマです。今度は老いた父親が気になっています。すこしでもそばにいたいと考えて、料理とは一切距離を置いて工場勤務。しかし、やる気、まったくなし。

そんな折、大親友クラウディオを事故で失い、完全に打ちのめされ、クラウディオの父親に頼まれて、彼が営んでいた本屋の経営、それに可愛がっていた猫を託されます。

なにもかも中途半端な生き方です。そこへオリヴィアと名乗る女性が登場します。微妙な距離を保ちつつ、それぞれの生き方を模索しつつ・・・。