250831 何度かここに紹介していますが、本番、無事終えました。お客様の入りは8割程度とまずまずでした。10時に集合して合唱練習、全体練習、休憩、そして午後3時、開演という流れでした。
会場となったかつしかシンフォニーヒルズ、過去何度も足を運んでいます。近くはないですが、最寄り(でも、歩20分)の西馬込から、乗り換えなしの一本で青砥まで行けますので、それも大部分シルバーパスで!(笑)

典型的なファム・ファタールのお話。近づく男性を巻き込み破滅させ、自らも荒地で果てるという”道を踏み外した女”がマノンです。
同じく道を踏み外した「ラ・トラヴィアータ」の主人公、ヴィオレッタはマノンに比べればずーっと自制が利いていますから、「マノンよ、お前こそトラヴィアータ!」ってな感じですかね。(笑)

何度もここに愚痴っていたように、3幕で、いよいよマノンのアメリカへの流刑が決まり、他の女囚たちと船に乗せられる場面が最大の難所!ソリストと各パートが入り乱れての歌唱です。ずーっと拍数を数えながら、必死でした。
今回は演奏会形式ということで、ソリストのみなさんも全員楽譜を見ながら歌っていました。フリは一切なしです。当然字幕で説明が入りますし、また当日のプログラムにもストーリーを載せてありますから、演技がなくても、聴衆の皆さんには違和感がなかったようでした。
さて、ソリスト陣が実に豪華でした。題名役にはベテランの小林厚子さん、打ち上げの席で伺ったら、初役だそうです。兄役のレスコーを歌った青山 貴さんも同じく初めて。それでも、何度も歌っているのではと思わせるほどの歌いっぷりには、さすがプロと思わせるものがありました。
デ・グリューの澤崎一了さん、軽い熱中症で必ずしも本調子ではなかったらしいですが、練習時とまったく違わない見事な歌いっぷりで、唸りました。彼のことは、かなり以前からなんども聞いていましたが、どんどん上手くなっていて、驚かされました。
マノンをパリの大邸宅で囲うことになるジェロンテ役の田中大揮さん、澤崎一了さんをさらに一回りデカくしたほどの体格で、声も太く重く沈んだ見事なバスの発声でした。
若き学生、エドモンドには吉田 連さん。同じテノールでも澤崎一了とはまったく異なる声質で、この役にぴったりでした。見事なキャスティングです。明るくまろやかで滑らかさが身上でしょうか。リリコですが、半分レッジェーロっていう感じかな。
他にソリストでもマイナーな役で男女何人かが参加されました。唯一ソプラノで参加された森 朋子さん、際立っていました。このオペラは男声陣に偏りが見られ、テノール2人、バリトン、バスと4人揃えているのに対し、女声陣はマノン以外では、この端役である”音楽家”のソプラノだけという、珍しい布陣になっています。


不参加に。それが心残りでした。お大事に!

打ち上げでのご挨拶。トリはマエストロ柴田。彼とは個人的にも少しお話ができて幸いでした。床にすわっているのは、私の隣で歌われた軍曹役の星田裕治さん、その後ろ、立っているのが宿屋の主人/艦長の石塚幹信さん。





カーテンコール時は撮影OKでしたが、その前に、隠し撮りしてくれた人がいました。


カーテンコール。最前列右端におります。知人のXから拝借しました。