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迂闊にもこの団体の存在は知りませんでした。Novanta Quattroとは94を意味するイタリア語です。この年前後に生まれた人たちで構成された団体で、スタッフ・キャスト共、この世代の方々を中心にオペラ公演を実施しているという特徴があります。
今回で7回目の公演となるそうです。大きくはない会場ではありますが、超満員だったことにちょっと驚きました。客層は中高年、高齢者が8割以上という印象でした。
日本のオペラ界では知られた存在のピアニスト、最近ではプロデューサー、指揮者としても活躍中の河原忠之さんが音楽監督の立場で本公演を主導されています。
舞台上手に小さなチェンバロの前に陣取り、いわゆる指揮振りをされました。いつもピアニストとしか認識していませんので、愚亭としては初めて見るお姿で、新鮮に映りました。
さて、舞台はすこぶる簡素で、一段高い舞台奥に小部屋を思わせる装置が三つ。下手側に伴奏ピアノ。舞台前面にはかなり小ぶりな長椅子、左側にはこれまた小さめの字幕用縦型スクリーン。
出演者ですが、意外と言っては失礼ですが、みなさん、すこぶるお上手でした。これに表現力と演技力が加われば、大きな舞台にも立てる日も近いと思わせる人たちが少なからず。それにしても、全編イタリア語の歌唱およびセリフを完璧に暗譜されていて、そこにも驚嘆しました。