251202 YOUTH 2015 2h4m 伊仏スイス・英合作 脚本・監督:パオロ・ソレンティーノ

偶然、豪華な配役を見て、見始めました。哲学的、思索的作品で既視感たっぷりでした。監督がイタリアのパオロ・ソレンティーノですから、「グレート・ビューティー/追憶のローマ」(2013)を彷彿させます。また、1961年、アラン・レネ監督の「去年、マリエンバード」にも共通するテーマのようでもあります。
舞台はスイスの高級リゾートの高級ホテル。そこにステイしている老マエストロ、フレッド、アメリカの往年の人気映画監督、ミック(ハーヴィー・カイテル)の2人が軸になって、過去、現在がひんぱんにフラッシュバックで繋がれながら、展開されます。
過去に関係のあった親しき人物や家族も登場し、主軸の2人との絡みが面白く、また巧みなカメラワークが奏功して、観る者を独特の世界に引き込みます。
フレッドは英国女王(エリザベス2世らしい)から御前演奏会を提案され、当初は断り続けるものの、最終的にはこれを引き受け、演奏会シーンがラストシーンとなります。
一方のミックは久しぶりの新作への意欲十分と自分では思ってはいるのですが、周囲からどう思われているのか、不安は隠せません。かつて主役で撮った大女優(ジェーン・フォンダ)が訪ねてきて、大喜びしますが・・・。
邦題のグランド・フィナーレはフレッドの御前演奏会でしょうか、一方原題のYOUTH(青春)はミックをさしているのかも。
ディエゴ・マラドーナと思われる巨体の男が登場しますが、これは要るんですかね。過去の栄光を引きずる醜い存在として?