251224 上野で西洋美術館でオルセー美術館展を見た後、まだ元気があったので、有楽町で本作を鑑賞しました。カルチャー2本建は久しぶりです。(笑)
VLNY(チェコ語でどうやら波のことのようです。)2024年 2h11m 脚本・監督:イェジー・マードル

「プラハの春」は言葉としては、よく知られています。1968年夏、ソ連を中心とする旧社会主義国からの派兵も含め、50万人の軍隊に蹂躙された挙句、わずか1年も持たずにチェコスロヴァキアが旧体制に引き戻された悲劇を扱った作品です。
当時同国共産党トップのドゥプチェクと、同じく大統領のスヴォボダ(この名前、チェコ語では自由の意味も)が協調して報道の自由、表現の自由、移動の自由、宗教の自由など、それまで制限されていたものを一斉に解放したので、モスクワ(当時ソ連の書記長はブレジネフ)が渋り切っていたという背景でした。
激しい弾圧に抗いながらも、知恵を絞って最後まで放送を続けて抵抗した国営放送の勇気ある人々の視点で描かれています。実写フィルムも交え、当時の雰囲気たっぷりに迫真ある映像を見せてくれます。
愚亭はこの日のことはかなり鮮明に覚えています。1968年8月20日現地時間で夜11時、日本時間で翌21日午前7時です。入社3年目、大手旅行会社の海外旅行専門支店で地上手配業務を担当していました。
ちょうどプラハが日程に含まれている大学生のグループの手配をしていて、当然急遽催行中止となり、その旨、ソ連の国営旅行社インツーリストに中止の連絡を。
折り返し、事務的にかなりの取消料請求の連絡が。こちらとしては、いわば「お前んとこのせいで、中止になったんだから、んなもん、払えるか!」と啖呵を切りたいところでしたが、そんなことが通じる相手ではなく、その後の取引のことも考え、泣く泣く取消料を払った苦い経験があります。