260528 LE REGNE ANIMAL 仏 2023 2h8m 脚本・監督:トマ・カイエ

薄気味の悪いポスターです。怖いもの見たさで、結局最後まで見てしまいました。まあ、終わってみれば、なかなかの力作でした。
舞台は南仏のどこか。奇病で、人間が突然動物に変化するというSFです。主人公エミール(ポール・キルヒャー)は高校生、母親がある日、これにかかって施設に強制収容されることに。移送途中に事故で移送者全員が近くの森に逃げ込んでしまいます。
父親のフランソワ(ロマン・デュリス)と母親の捜索に明け暮れますが、そうこうするうちにエミールの身体にも変異が。
映画は、何が原因でこんな症状があらわれるかなどの詳細を明かしませんから、少々イライラさせられます。
エミールは普通に高校に通ってはいますが、”新生物”出現で世の中、騒然としていますから、ちょっとした変化にみんな敏感なんです。何人かのクラスメートには怪しいと睨まれていて、登校拒否しそうなんですが、中には同情的な女子もいたり・・・。
映像がきれいなんです。それと低予算(多分)にもかかわらず、人間から他の動物(鳥や海洋生物も含まれます)に変化したり、途上だったりする姿が結構、上手く作られていて感心します。
父子の関係を軸にしていて、ラストはかなり感動的です。ひさびさに見たロマン・デュリス、相変わらず薄汚いけど、結構かっこいいですよ。