151017 自分でハンドルネームとして名乗っている割に、グラッパを飲む機会は滅多にない。最近、船友の一人から、ヨーロッパ土産で、これをもらった。
北伊のベネト州で盛んに醸造されるグラッパ酒は、ポマース(ブドウの搾りかす)を発酵させたアルコールを蒸留して作る。多くは樽熟成を行わないので無色透明だが、ブドウの香りを程よく残す。レストランでオーダーすると、小さなグラスに入れて出されても、700~800円ぐらい取られる、まあ高級酒の一つ。今回、いただいたBonolloも、ご覧のように、大変お洒落な容器に入れられている。
贈答用のパッケージは、一見香水のようでもある。自宅で飲まなくなって、間もなく丸2年だが、先月のフランス旅行から帰ってから、ずーっと不眠が続いているので、この機会に、少しずついただくことに。
まろやかな中にもキリッとした清冽さを感じるような味わい、まさに至福の一滴である。