ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

大田区の合唱祭に

161030 今年2度目の合唱祭に参加。5月はフォーレのレクイエムから2曲歌ったが、今回は日本の歌を2曲。出場した合唱団は全部で52団体と、改めて区内の合唱団の多さに驚く。下のプログラム抜粋にも見えているが、中には我々合唱団の2団体前に見えている…

マイスタージンガーを聞きにアプリコ大ホールへ

161029 マイスタージンガーと言っても、二期会所属歌手男女8人で結成しているユニットの名前。2000年発足というから、16年もこの名前で演奏活動をしていることになる。メンバーはなんども入れ替わっている。自分が聞いたのは、多分6,7回で、ミューザ川崎…

久しぶりのバローロ

161027 麻生十番在住の学友と、近所のイタリアンへ。二人とも酒量も落ちたし、食べる方もそれなりということで、それなら、少しはいいワインでも頼もうということで、オーダーしたのがこれ。 フォンターナフレッダ社のバローロ 2011年もの。市価約¥3,800。レ…

「奇蹟がくれた数式」

161026 原題:THE MAN WHO KNEW INFINITY(無限大を知っていた男)英国 108分 脚本・監督:マシュー・ブラウン(監督2作目) 実話をもとにした作品。時代は1914年だから、第1次大戦直前の話。 英国統治下にあったインド、それも貧しい南部のマドラスにいた…

「人間の値打ち」

161025 原題:IL CAPITALE UMANO(そのまま) 伊仏合作 2013年(!!!)作品。(今頃!?ま、見れないよりはいいけど) あまり期待していなかったが、意外に面白く見た。キャスト・スタッフ陣で知っているのは、ヴァレーリア・ブルーニ・テデスキだけ。パオロ・…

「超絶のカンパネラ」青柳晋ピアノ・リサイタル@ミューザ川崎

161023 会場はほぼ満員。演奏者の右45度上から見下ろす2階席から、若き天才ピアニストの輝かしい音を堪能。どれも凄まじいばかりに超絶技巧を駆使した演奏だが、中でもハンガリー狂詩曲2番には参りました。 以下のアンコール曲も、超絶技巧を要する難曲 …

「拝啓 ルノワール先生〜梅原龍三郎に息づく師の教え〜」展@三菱一号館美術館

161020 ブロガー特別内覧会に参加した。 まさに豪華絢爛と呼ぶにふさわしい作風で知られる梅原龍三郎(1888-1986)といえば、即座にルノワール(1841-1919)が想起されるほど、日本人画家の中では圧倒的に関係が深い。それもそのはず、ルノワールからじかに手ほ…

「淵に立つ」

161020 日仏合作 119分 映画祭出品を想定しているから、ちゃんとHARMONIUMというタイトルも付けている。間違いなく佳作だ。いかにもフランス人が好むタイプで、カンヌで「ある視点」部門審査員賞受賞も宜なるかなだ。愚亭にとっては「ほとりの朔子」以来、2…

「ゴッホとゴーギャン展」@東京都美術館(上野)

161019 高齢者無料日を利用して、日が傾き始めた頃、上野の森へ。 詳細は→ゴッホとゴーギャン展 日本人が好きな印象派画家の中でもとりわけ好きなのがこの二人というのが定説。従って、繰り返し彼らの展覧会が開かれている。 今回展示の66展のうち、50展…

「ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ」

161019 原題:GENIUS (この邦題、感心しない。そもそも覚えにくいし・・・かと言って原題のままでも具合悪いし、やはりタイトルの付け方は実に悩ましい。モロに興行成績に関係してくるだけに。)104分、英国映画 監督のマイケル・グランデージは舞台人で、…

「椿姫」@The Station Studio Hatagaya

161016 最近、コンサートホール不足で、上演する側は、あちこち会場探しに大わらわだろう。そんな中、幡ヶ谷駅に接続する商業施設内の小さなホールで本格的なオペラの公演が行われた。収容客数は40前後だろうか。狭い上に天井は低く、しかもかなりの変形と…

「人魚姫」YNOオペラシリーズ Vol.4

161015 だいぶ以前から応援しているソプラノ高橋絵理さん出演とあって、楽しみにしていた公演。 YNOとは、検索しても説明が見当たらないが、作曲家の山田 香さんの頭文字とNEW OPERAということだろうと想像する。気鋭の作曲家とお見受けするが、近年意欲的に…

寂しいお会式

161012 今年も恒例の池上本門寺のお会式を迎えた。中日の12日には、数々の万灯が池上通りを笛や太鼓の音と共に賑やかに練り歩くのだが、年々その数が減っているようで、寂しい限りだ。 以前は我がマンションが建つ堤方橋から遥か彼方、見えないような距離…

「るつぼ」@シアターコクーン(渋谷)

161013 久しぶりに芝居を見た。おなじみアーサー・ミラーの戯曲。原作というより、出演者で選んだ。狙いは黒木 華。前から10列目の中央で、位置どりは問題なし。ただ、昨夜は眠りが浅く、睡魔に襲われたのには閉口。 ご覧の通りの布陣で、まあ豪華と言って…

「ジェイソン・ボーン」

161011 原題もJason Bourne 米 123分 原作:ロバート・ラドラム 脚・監:ポール・グリーングラス(シリーズ、2、3作、「スプレマシー」、「アルティメイタム」を担当している)本作がシリーズ5作目で、初めて副題が取れて、単に主人公の名前だけに。何か…

二期会オペラ講座 「トスカ」〜力強き女性の系譜〜 @伝承ホール(渋谷)

161008 毎度楽しませてもらっているこのシリーズ、もう何年もほぼ欠かさず聞きに行っていて、毎回何か新しい発見があるので、やめるわけには行かない。二期会が来春予定している本公演「トスカ」に照準をわせた企画だが、本公演に出演するのは城宏憲さん(カ…

ミューザ川崎&東京交響楽団名曲全集 第121回

161008 ジョナサン・ノットがこの会場を根城とする東響の音楽監督に就任したのは2年前だが、愚亭が実際に聞いたのはまだ数度。いかにも謙虚で控えめな54歳のイギリス人という印象で、それがそのまま演奏ぶりにも表れているようだ。楽譜台を置かず、情熱的…

「SCOOP!」

161005 予想をはるかに上回って、面白い!!福山にはまったく興味がないし、これまで「そして父になる」を見ただけ。むしろ二階堂ふみ見たさに行ったようなもの。それに吉田羊も嫌いじゃないし。でも、一番インパクトがあったのはリリー・フランキー。壮絶な…

「フォーレのレクイエムを学び歌う会」始動

161004 この合唱団の募集チラシを見て応募していたら、たまたま当選。37年ぶりとかの、10月に入ってからの32度というふざけた暑さの中、中目黒へ。 発会式というか結団式が中目黒駅前のGTセンターの一室で開催された。主催者である 事務局の挨拶では、今年の…

「ある天文学者の恋文」

160903 原題:LA CORRISPONDENZA(通信)脚本・監督:ジュゼッペ・トルナトーレ、音楽:エンニオ・モリコーネ。 イタリア映画だが、全編英語。これは、「海の上のピアニスト」、「鑑定士と顔のない依頼人」と同様。 あまり前評判の高くない作品だが、トルナ…