ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

今年も国技館で第九を

160228 懲りずに、昨年に続いて、今年も国技館で第九を歌ってきた。32回目だ。昨年も紹介しているが、両国に国技館が戻ったことを記念した始めた事業の一環だが、予想以上にうまく行ったので、その後も途切れることなく継続している。いわゆる5千人第九だ…

「新宿オペレッタ劇場#22」@新宿文化センター(小)

160225 最近所属することになった大田区の合唱団の指導者の一人、猪村浩之さん(以後、先生と呼ぼう)の出演する舞台なので、勤務後、会場の新宿文化センターまで。ここはJRの駅からは結構歩くが、例のゴールデン街入口を通るおしゃれな小径を行くので、遠い…

「アンブロークン」

160223 原題もUNBROKEN 米 137分 製作・監督:アンジェリーナ・ジョリー 不意に鉄拳が飛び、くらくらしながら立ち上がると、今度は竹刀でしたたかに打たれる。それも一度や二度ではない。際限なくだ。自分がなぜこんな仕打ちを受けねばならないのか。ひと月…

歌劇「ロメオとジュリエット」@文京シビック大ホール

160221 タイトルロールを演じる一人、藤永和望(かずみ)さんが、たまたま愚亭がこの1月から所属している合唱団の指導員の一人ということで、急遽先生からチケットを買い求めて、2日連続の本格オペラ観劇という贅沢さを味わうことに。 藤永和望さんは、芸大…

二期会公演「イル・トロヴァトーレ」@東京文化会館

160220 待望久しい公演。この演目は、主役4人の力量が揃わないと、なかなか実現が困難なので、あまり本公演で取り上げられることが少ない。それだけに、滅多にない好機とばかり、売り出しと同時に予約したので、10列目の25番(右セクション左端)という…

「ボッティチェッリと彼の時代展」へ

160217 月に一度の高齢者無料日なので、勤務の後、上野へ。4時頃だったが、急に風が冷たくなった。 ボッティチェッリはこれまでも何度なく開催されているが、今回は、かなり本格派で、ウッフィーツィ始め、パラティーナ、ポルディ・ペッツォーリ、フィラデ…

国技館5,000人第九の練習も大詰め

160216 昨年に続いて2度目の出演となる国技館第九の練習も、リバーサイドホールでは最終回。後はアプリコ小ホールでの練習を残すのみ。いよいよあと10日あまりで本番を迎えるとあって、開始時間の15分前にホールに到着したら、見たこともないほどの超満…

「キャロル」

160214 原題もCAROL 原作は「太陽がいっぱい」、「リプリー」のパトリシア・ハイスミス。監督:トッド・ヘインズ(話題作「エデンより彼方に」2002)。製作総指揮はやたら多数だが、その中にケイト・ブランシェットも。英・米・仏合作 118分 評判の高い作品…

「ディーパンの闘い」

160213 原題:DHEEPAN (主人公の名前)仏 115分 監督:ジャック・オディアール スリランカでの内戦で家族を失った元「タミール解放の虎」戦士ディーパンが、フランスへ逃れる。その際、難民申請が受理しやすくなると聞いて、見知らぬ女性と少女を連れて国外…

「シーズンズ 2万年の地球旅行」

160211 原題:LES SAISONS 監督・脚本・製作:ジャック・ペラン、監督・脚本はジャック・クリュゾーも。 大自然を扱ったドキュメンタリー作品と言えば、子供の頃に見て感動したディズニーの「砂漠は生きている」以来、「緑の魔境」やら「沈黙の世界」、最近…

「クーパー家の晩餐会」

160208 原題:LOVE THE COOPERS 監督:ジェシー・ネルソン(これまで製作、脚本、原案などを手掛けているが、監督作品は少ない。) 平凡なアメリカ人一家が、クリスマスイブで集う。一見、なんでもない、幸せそうな団欒だが、その裏には、様々な事情を抱えた…

「愉快な若冲・めでたい大観」@山種美術館

160209 久しぶりにおカミさんと山種美術館へ。以前は恵比寿駅から歩いていたのだが、やはりだんだん億劫になって、駅前から1番のバスで二つ目、広尾高校前で下車。ちょっとしたことだが、歳をとるというのは、こういうところに現れる。 若冲と大観という、…

「オデッセイ」

160208 原題は:The Martian (火星人、じゃなくって火星の人)製作・監督:リドリー・スコット 火星に一人取り残されて、NASAによる追悼式まで執り行われた後で、どっこい生きていて、「はやぶさ」もびっくりな奇想天外な方法で、ついに地球に帰還しちゃう…

オペラ・ブーフ「青ひげ」@なかのZERO大ホール

160207 楽しくなければ、オペラ・ブッフではないと思うけど、本作は、その意味で、終始笑わせてくれて、大満足。アリアは原語(仏)、その他は日本語と、当然ながら、日本人の観客にはありがたかった。セリフも短かく、明瞭で、少々耳が遠くなりつつある高齢…

「明日を担う音楽家による特別演奏会」@東京オペラシティーホール

160203 いかにも官製の、お堅いイメージのタイトルには、毎回違和感を覚える。主催が文化庁だから、まあ仕方ないが、時代遅れの観は否めない。それはともかくとして。 いやまあ、さすがと言うか文化庁さまが厳選して、海外へと勉強に送り出した歌手たちだか…

「サウルの息子」

160203 原題:Saul fia(ハンガリー語)107分 ハンガリー映画は珍しい。脚本・監督:メネシュ・ラースロー 衝撃的な作品だ。過去公開された数多のホロコーストものの中で、様々な意味で、極めて異彩を放つ作品。 まずはドイツ語で特殊部隊を意味するゾンダー…

「ドリームホーム 99%を操る男たち」

160201 原題:99 HOMES 112分 米 原案・脚本・監督:ラミン・バーラニ(米国生まれだが、顔と名前から中東系と推察) 米国の抱える極端なまでの格差社会を、ある平凡な家庭が崩壊していく過程を丹念に描くことで、見事に浮き彫りにしてみせる。それにしても…