ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

OPERAMANIA 2@杉並公会堂

170730 今まで、随分いろんなコンサートに行ったが、こんなとんでもないコンサートは多分、空前絶後。曲数の多さと演奏時間の長さがハンパじゃない。 所要時間は、休憩時間(30分)を含めて、実に6時間40分!!!午後3時開演となれば、長くても、せいぜい3…

「徹の世界」@ソノリウム(永福町)

170729 まったく面白い企画を立てたものと、今更ながら、吉田貴至のプロデュース力に脱帽である。人気のバリトン歌手を、たまたま同じ名前だから、この二人でドゥオをやれば受けるという単純な発想でなかったのは明瞭。吉田なりの秘策があったと思われる。 …

歌劇「椿姫」@日暮里サニーホール

170728 合唱仲間から招待されて久しぶりにこのホールへ。 キャストに、一人も存じ上げている方がいないので、かなり若手の方々の活躍が見られると楽しみにしていた。そして、主役3人がそれぞれ持ち味を発揮されて、上々の出来栄え。特にヴィオレッタとアル…

「ボン・ヴォヤージュ〜家族旅行は大暴走〜」

170728 原題:À FOND(力一杯 ブレーキを目一杯踏み込む意味)仏 91分 監督:ニコラ・ブナム フランス人にとってのヴァカンスは1年の中での最大イベント。この一家、今年は最新装備付き新車で颯爽と走り始めたのはいいのだが・・・ 整形医師の亭主、臨月の女…

猪村浩之テノールコンサート@町田市民フォーラム

170727 我が家から1時間以上かけて初めて行った町田市民フォーラムのホール、開演時間になると180席が超満員!補助椅子を所狭しと並べる有様。いやはや、こんなにも人気が高いことを改めて痛感。もちろん8割がた、女性客である。 演目: 1。松島音頭 2。…

「ヒトラーへの285枚の葉書」

170725 原題:ALONE IN BERLIN (ベルリンで一人)ちなみに、ハンス・ファラダの原作タイトルが「ベルリンに一人死す」103分 実話だそうだ。考えれば、ありそうな話ではある。昔、ドイツ映画で、「白バラの祈り ゾフィー・ショル 最期の日々」(2005)という、…

吉田博展@損保ジャパン日本興亜美術館

170725 前期の会期が終わろうとしているのに気づいて、慌てて蒸し暑い中、新宿まで。相当な混雑を予想していたが、拍子抜けするほど。 「渓流」55 X 84 この微細さやどうだろう!しかも木版画としての特大サイズで、この大きさになると、刷っているうちに紙…

第12回二期会研究会駅伝コンサート@東京文化会館(小)

170723 久々(多分、6年ぶり)に長丁場のコンサートへ。今回は、冒頭のオペレッタ研究会から英語の歌研究会までを聞いた。途中出入り自由で、特定の研究会だけにマトを絞って聞きに来ている聴衆、少なからず。 余計なことだが、研究会が入れ替わる時に、何も…

「カヴァレリア・ルスティカーナ」、「道化師」@杉並公会堂大ホール

170722 定番ヴェリズモオペラの2本立て公演。前から12列目だが、4列分、オケが平土間を占有しているから、実際には8列目と言う、至極見やすいポジション。オケピットがない悲しさで、これだとオケの音が結構鳴るから、時折舞台で歌う歌手の声がかき消さ…

第53回日伊声楽コンコルソ@東京文化会館小ホールへ

170721 10人が残った本選を聞きに東京文化会館小ホールへ。 愚亭が存じ上げている歌手は数名。ほとんどの方は初めて聞かせていただく。それぞれ3曲ずつ、概ね15分ほどで、10名、途中20分の休憩が入るから、2時開演で、終わったのが5時ちょっと前。そして…

「甘き人生」

170719 原題:FAI BEI SOGNI (いい夢を見るのよ!)伊仏合作 130分 脚本・監督:マルコ・ベロッキオ、マッシモ・グラメッリーニの自伝的小説を映画化したもの。 1969年のトリノと90年代のローマが何度か交錯する。主人公のマッシモは、9歳の時、突如最愛の…

国際芸術連盟音楽賞受賞コンサート@伝承ホール(渋谷)

170718 この音楽団体、昨年末の第九の合唱団で杉並公会堂の舞台に立った時の後援団体であることを思い出した。(主催は指揮者自身)そこの音楽賞を受賞されたお二人の記念コンサート。 ピアニストの栗原ひろみは初めて聴かせていただいたが、華奢なお姿から…

海の日のチャリティーコンサート、合唱団員として参加の顛末記

170717 4月から15回の練習を経て、とうとう当日になった。合唱団の集合時間は11時45分。ちなみに開演時間は19時。予定より早めに会場着。男性は奏楽堂の楽屋の一室をあてがわれるが、女性は数が圧倒的に多いこともあり、別棟の第6ホールが控え室になる。 …

西洋美術館の前庭での彫刻鑑賞後、赤羽のまるます家へ。

170713 恒例の赤羽「まるます家」での暑気払いまで少しだけ時間があったので、高齢者が無料で入館できる常設館を覗こうとしたが、途中でそれほどの時間がないと判断、前庭に展示されているロダン、ブルデル(弟子)の作品群の鑑賞にとどめた。 置いてあるの…

「歓びのトスカーナ」

170713 原題:LA PAZZA GIOIA (大喜び)伊仏合作 監督:パオロ・ヴィルツィ 主演のヴァレーリア・ブルーニ・テデスキの上手さが断然光る作品!相手役の、監督の女房でもあるミカエラ・ラマッツォッティも見事な演技だった。テデスキさんは、例の元仏大統領…

「レオナルド ✖️ミケランジェロ展」@三菱一号館美術館(ブロガー内覧会へ)

170711 今日はブロガー対象の内覧会に招待され、三菱一号館美術館へ。午後6時から受付開始なので、しばらく近くでスタンバイ。 手前の植物が絡まるタワーからミストが吹き出てきて、気持ちが良い。 ルネサンス期、無数の偉大な芸術家が登場したが、中でも聳…

「水墨の風」展@出光美術館

170711 久しぶりに水墨画を見る機会があった。自分の父方の祖父が水墨画の絵師(聾仙と号した)であったので、我が家には彼の作品が常時何点かかけられていた。日常的にそうした作品に接していると、あまり有り難みも感ずることなく、過ごしていたが、出身地…

「ボンジュール、アン」

180711 原題:PARIS CAN WAIT(英)、BONJOUR, ANNE(仏) 米 92分(程よい長さだ)製作・脚本・監督:エリノア・コッポラ (フランシス・フォード・コッポラの奥さんで、ソフィア・コッポラの母親、自分の体験を基に作ったというから、なかなかの才人。すご…

「LIFE」

170710 原題のまま。米 104分 監督:ダニエル・エスピノサ(「デンジャラス・ラン」「チャイルド44 森に消えた子供たち」) スペースSFだが、かなり現実味を帯びているのは、火星から土を採取して、生命体の存否を確認する話だからだ。ただ、展開の仕方は「…

「海の日のチャリティーコンサート」祝祭合唱団の練習もいよいよ終盤

170709 4月から始まったモツレクとナブッコの練習も15回目で、この日本声楽家協会本部のある初音ホールでの練習も今日が最後。来週はいよいよ芸大での仕上げとなる。 詳細プログラムは: 第1部萩原 潤(Br)ヴォルフ《メーリケ歌曲集》より あばよ小林…

大田区コーラスフェスティバル、裏方、初体験!

170708 地元合唱団の一員としての出場経験はあるものの、裏方は今回が初めて。今年度から大田区合唱連盟の運営委員を引き受けたことから、こういう仕事が回ってきた。担当は、「舞台」ということで、舞台裏での様々な作業をこなすのだが、初めてでもあり、勝…

「夏の夜に紡ぐ歌」@アルテリーベ東京

170705 梅雨空の下、内幸町経由でアルテリーベに出かけた。食べながら飲みながら一流の歌手が登場して、様々なジャンルの歌を聴かせてくれる”小屋”は、近年どんどん減っているので、今や、銀座7丁目の音楽ビアプラザ ライオンと並んで、ここは貴重な存在に…

「おとなの恋の測り方」

170603 原題:UN HOMME A LA HAUTEUR(腕利き、という意味があるようだが、身長hauteurに引っ掛けたタイトルだろう)仏 98分 監督:ローラン・ティラール(日本公開作品としては、3本目) 身長136cmの建築家、アレクサンドル(ジャン・デュジャルダン)が、…