ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

マタイ受難曲の練習も佳境に

230206 昨年9月に始まった練習も今日で15回目。初めての練習では、どうなることかと思いましたが、さすがに15回目ともなると、結構度胸がつくものです。それに、いろいろ知り合いの輪が広がり、練習に行くことが愉しみになっています。

今回も武蔵小杉駅前にある中原市民館での練習でした。参加者はかならずしも多くはないのですが、先生はこのところ団内ソリストを次々に舞台に上げて、その都度、細かい注意を出しています。どなたにも大変貴重な経験になっていることでしょう。

今回は、後半からスタート、そして後から第一部を始めるという練習でした。相変わらず自分も含めて楽譜に齧りついている人が多く、毎度のことながら先生から散々嫌味を言われました。んなこと言われても、まだ楽譜から目が離せないんだからもうしばらく大目に見てもらわないと。

「モスル〜あるSWATの戦い〜」@Amazon Prime

230204 MOSUL (モスルとはイラク中央部にある都市の名前で、一時”イスラム国”に制圧されたが、その後、政府軍に奪還され、今に至る)米 2019 1h26m 脚本・監督:マシュ・マイケル・カーナハン

冒頭から激しい戦闘シーンが続き、身体の強張りを覚えるほどで、見続けようか迷いました。本作もまた、どうやったらこうした映像が撮れるのか不思議なほどの臨場感で、気の弱い方には決して勧められません。

イスラム国兵士に攻め込まれ、劣勢に立たされた地元警察官のカーワが、すんでのところで、政府軍のSWATに助けられます。この連中が正規軍とは一線を画し、あるミッションを秘してイスラム国と戦っているのですが、助けられたカーワにはそのミッションは告げられないまま。彼も敢えてそれを知ろうとしないまま、戦いは続きます。

一隊を率いる、常に冷静・沈着なジェーセム少佐は進軍中にカーワの行動をつぶさに観察し、見どころのある男と見定め、カーワの方も少佐を信頼に足る勇気ある司令官と認めます。

激戦に次ぐ激戦で、その少佐が相手の仕掛けた罠に触り爆死します。当初、十数名の部隊が6人にまで減ってしまいます。少佐を失った今、ミッション継続困難と見切りをつけかけた副官を逆に励ましたのが若いカーワです。行軍中に短期間で人間的にも兵士としても急激に成長しています。

そして・・・ミッションが判明する日が。

アメリカ製の作品ですが、全編アラビア語という珍しい作品です。舞台となっている土地はてっきりモスルそのものと思っていると、モロッコカサブランカ近郊で撮影されたと知って驚きました。緻密なセットを構築したようです。秀作です。

この作品、NETFLIXオリジナルでありながら、アマゾン・プライムでも配信されています。

「小澤一雄ユーモアアート展」

230202

こんなおされな案内状いただいちゃったら、そりゃ行きますよねぇ〜。この方、初夏とこの時期に、ほぼ毎年小さな会場で展覧会を開いています。愚亭も、かつて在籍した職場の先輩に誘われて初めて行ったのが多分、もう10年以上昔です。会場は神田にあった世界観画廊だったかな、その後、千駄木の路地裏の小さな画廊、さらに高円寺へと会場を移してきました。

ただ、この時期の展覧会はずーっと目黒駅至近のマンション8階にある小部屋での開催。愚亭はこの時期としては初めて行ってきました。画伯、あまり元気がないように見えたのはどうやら腰痛が原因らしいです。早く元気になってほしいものです。

この大きなポスター群はなにかのイベントで会場に吊り下げたものようです。詳細は分かりません。

画伯の音楽家仲間!実に多彩です。ほんとにうまく特徴を捉えて、しかも愛嬌いっぱいの表情で描かれていて、こんなふうに描かれた音楽家たちも幸せですねェ!

この方、最近でもNHKラジオ深夜便トーク番組で拝聴しましたが、あらゆるジャンルですが、とりわけクラシック音楽の造詣が深く、こうした裏付けがあってこうした似顔絵が描けるものと妙に納得しました。

上の似顔の中には含まれていませんが、こんな人も。

テナーサックスのQ.石川さん。2年前に亡くなられていますが、この時ですでに82歳でしたが、なにせ格好いいプレイヤーでした。ことほどさように、画伯の個展には数多くのミュージシャンが集い、特に初日に演奏を聴かせてくれることが多いので、楽しみが倍加します。

過去の作品から、何点か。

これは会場となった千駄木の路地裏の裏長屋ふうの画廊、味がありましたねぇ。

こういうちょっとしたお色気を描くのも得意とするところでしたね。

モーツァルトが旅した土地をすべて顔の上に網羅しています。

主役はバッハ、ベートーベン、モーツァルトですが、ちゃんとヴェルディ先生もこんなふうに艶福家として描かれていますよ。

 

「パリの調香師 しあわせの香りを探して」@Amazon Prime

230131 LES PARFUMS (香水)仏 2019 1h40m 脚本・監督:グレゴリー・マーニュ

さすがというかフランスの匂いがプンプンする映画です。題材がまず、いかにもフランス的!主人公の一人が調香師ですからねぇ、多分、もともと嗅覚が優れていて、この職業を選んだんでしょう。ワイン好きだったら、ソムリエという選択もあったかも、です。鼻が命という人にはまさに命取りの事態ですよ、嗅覚異常は。

んで、もう一人の主人公は、別れた女房と一人娘の親権を係争中のハイヤー運転手。彼にある日、アサインされた仕事がこの調香師をいくつもの大きな荷物(商売道具満載の)と一緒に郊外へ運べってわけです。

面白い組み合わせですよね。なにせ若い頃から調香師としては一流の存在となり、数々の香水を世に送り出した人物ゆえ、贅沢三昧でしたから、ハイヤーの運転手にも、「はい、あれして、はい、これして!」と結構わがままな指示ばっかり。さすがのプロの運転手も手こずります。

そんな二人ですが、なぜか徐々に、流れとしては関係が縮まります。もちろん、恋愛感情はまったくないのですがね。お互いに相手の立場を認め合うというような接近の仕方ていうんですかね。

ある日、かなり自暴自棄的症状を呈して、移動中車内で過剰睡眠薬摂取で、昏睡。あわてて車内から救命センターに電話して指示を仰いだ彼、一刻も早くどこそかの病院へ急行せよ、ってんで、180km/hぐらい出しちゃったから、パトカーに捕捉されちゃいます。彼女はおかげで一命を取り留めるものの・・・・

まあ、終わり方がなかなか味があり、この辺もフランス的で、癒されました。佳作。

調香師役を演じたエマニュエル・ドゥヴォス、どちらかといえばごっつい、いかつい感じの女優ですが、存在感たっぷりで公演でした。一度見たら忘れられない顔ですよ。前に何度か見ているのですが、タイトル、思いだえないまま。

この邦題、どうですかね。原題は単に「香水」だから、さすがにこれじゃ無理、かと言ってそのままカタカナにしても無難であはるけど、前にもそんなタイトルの映画がありましたし・・・まあまあ落ち着くところに落ち着いたという感じですかね。

 

フランス人作曲家の小品とブラ2を聴く@サンパール荒川 by 荒川区民交響楽団

230129 午前中は地元合唱団の練習があり、終わってから合唱団の正指揮者が振るオケの演奏を聞きに、都内を大(?)移動。

実はマエストロの勇姿を見るのは初めて!申し訳ないのですが、都内での演奏会が比較的少ないので、なかなかこれまで足を運べませんでした。(すみません!💦)

今日は本業のオケを振るわけですから、こう言ってはなんですが、断然生き生きとして見えました。

フランスものの2曲、なんかやはりフランス的で、おしゃれで軽やかとでも言えばいいんですかね。「ミレイユ」序曲については、オペラそのものをかなり前にアプリコ大ホールで見たのですが、序曲がこんな感じだったのか、まったく記憶がありませんでした。

ブラームス、それほど愚亭にとって胸がときめく作曲家ではないのですが、2番に限らず、楽章のいずれかに弦のユニゾン主体の印象的なメロディーが組み込まれていて、「あっ、ブラームス!」と感じる瞬間が楽しみです。

アンコールはやはりグノーの作品「マリオネットの葬送行進曲」で、出だしで「あれ、ピンクパンサー?」。でも違いました。ピンクパンサーのテーマ曲はヘンリー・マンシーニ作曲でした。でも、曲想がそっくりでした。なんでもヒッチコックのテレビシリーズで使われた曲らしいです。

終演後、楽屋へ。自分たちの合唱団の定期演奏会(6/24)で伴奏オケ、アンサンブルOTA NINEコンマス予定のヴァイオリニストをマエストロに紹介していただき、ご挨拶と顔合わせをしてまいりました。

上の写真の左端に8歳ぐらいの女の子の姿が。あとで聞いたところでは、後ろにいるのがお母さんで、お父さんもチェロ奏者ですから、この中におられるようです。この楽団で知り合って、生まれたお子さんがここまで大きくなって、親子3人で同じ舞台に上がるなんて、素敵じゃないですか!このお嬢さん、ここではマスコット的存在ということでしょうか。先が楽しみですね。