260820 先日、いつも見ている、NHKBSで放映されたこの番組で、待望の野外音楽会の模様が、抜粋ですが放映されました。見どころ聴きどころ満載でした。
最初の1時間はウィーン郊外、シェンブルン宮殿の広大な庭で催されたウィーンフィルのコンサート。特設ステージの華やかなセッティングはさすがの華麗さでした。

マエストロはスイスのロレンツォ・ヴィオッティ。この人、すでに来日もしていますが、まさにあげあげという印象の若手です。野外ステージで聴衆もさまざまですから、選曲は苦労したことでしょう。まずは手頃で無難な「軽騎兵序曲」から入りました。地元出身のフォン・ズッペの作品です。

その後、ウェールズ出身のブリン・ターフェルが登場、大柄で、言やぁ容貌魁偉ってとこですかね。こうした舞台にはぴったりのバス・バリトン歌手です。ヴェルディ最後のオペラとなった「ファルスタッフ」からの、彼にぴったしのアリアなど歌って、会場を沸かせました。

⬆︎次の1時間は、今度はベルリン郊外のヴァルトビューネ野外音楽会からです。ご覧のような大盛況。森に囲まれ、蚊なんか出ないんですかね、とつい余計な心配を。
ウィーンフィルとベルリンフィル、世界最高のオケを立て続けに聴けるなんて、なんと贅沢でしょうか。ウィーンの方は6/19、ベルリンは6/27開催だったらしいのですが、気温はどうも対照的!ウィーンはまあまあ普通の夏、ベルリンは酷暑らしく、会場ではみんな扇子でパタパタとあおぐ光景でした。
でも、どちらもくれなずむ空がじょじょに暗くなっていく様子が見事なカメラワークで捉えられていましたね。でも、やはりシェンブルンの方が、なんたって由緒ある宮殿のお庭ですし、一部バレエも演じられ、それをバックの宮殿の壁にシルエットにして大写ししていたのは、効果満点でした。ベルリンの方はそこまでの演出はなし。
さらに、ウィーンの中庭では、演奏されるワルツに合わせて、踊っているカップルも結構いて、それをまたカメラが丹念に拾っていました。

さて、ベルリンの舞台には首席指揮者、ロシア人のキリル・ペトレンコが登場!演目はViva, Italia!!というのですから、愉快ですよね。ドイツの楽団、ロシア人の指揮でイタリアの演目ですよ。いきなり登場したのは地元のヨーナス・カウフマン!!!黒ずくめの衣装でしたが、あきらかに増量していましたね。んで、冒頭、レオンカヴァッロの「道化師」からのプロローグ、「ごめんください、皆様方」!あれ、これってバリトンの歌だよね?って念押ししたくなりましたよ。
太ったついでに、声もそうなったんですかね。ま、もともとテノールでも、かなり重々しい声ではありますけど、ちょっとびっくりです。しかも、そのあとは本職、テノールの名曲、「衣装をつけろ」ですからね。最後にはイタリア民謡「カタリ、カタリ」(「薄情け」)までサービスしちゃいましたよ。
ウィーンフィルvs.ベルリンフィル、ターフェルvs.カウフマン、まあ、じつに見事な対比で、言うことなし。やりますねぇ、NHKも。
画像は、ららら♩クラブからお借りしました。












