2017-01-01から1年間の記事一覧
171230 姉に勧められて、上野まで見に行ったのがこれ。 詳細はPRESS RELEASEに譲るとして、⬇︎いきなりこれにはびっくり! 小森隼人の作品だが、こうした題材を世に広く知らしめたフランドル派の細密静物画顔負けの作品で、右手厚手カーペット(?)の質感に…
171229 昨年末は自分が合唱団の中で歌っていた杉並公会堂で、予定されていたマエストロが登場しないという前代未聞の”事件”があり、忘れ得ぬ演奏会となったが、今年はじっくりと聴く機会があった。 今回はそれこそ一音も逃すまいという意気込みで、一心不乱…
171226 ローマに40年も在住していた親友のSIくんが年末になると決まって用意してくれるのが、これ! イタリア人にはお馴染みのパネットーネだ。パネットーネと言えば、ミラノのモッタ社のものが最も有名だが、これはバウリ社のもの。他にもヴェローナ産のパ…
171226 原題:KONGENS NEI(国王のノー、ノルウェイ語) こういう立派な元首をいただいた国民は幸せだ。本作を見ていて、日本と共通する部分もあるのだが、決定的に違うところが、国王が敢然とナチスにも、また政府に対しても自分の意思を伝えて、その通りに…
171222 原題:DENIAL(否定)英米合作 110分 監督:ミック・ジャクソン(74歳、英国人「ボディガード」1992)原作:デボラ・リップシュタット 久しぶりに観た重厚な法廷ドラマ!ホロコーストが実際に起きたことを証明しないと敗訴?そんなバカな!!と思うが…
171221 スペインが大好きだったHI君の追悼会の前に、渋谷の映画館で見た作品。けったいなタイトルだが、Jはスペイン語ではホタと発音する。つまり、ホタはフラメンコを越えて存在すると言いたいようだ。尤も、原題はJOTA DE SAURA(サウラのホタとごくシンプ…
171221 ⬆︎スペインびいきの彼のために選んだ会場が新宿の裏通りにある南欧居酒屋、「ぼでごん亭」だ。(bodegónとは、スペインではどこにも見られる街角の居酒屋のことで、タパスなどを並べて、普通立ったままで一杯ひっかけ、また別の店へというのが、スペ…
171220 原題:SAGE FEMME(助産婦)117分 仏 脚本・監督:マルタン・プロヴォ 30年も前に姿を消した、父親の再婚相手が突如自分のもとに。さりげなく「あたし、癌になっちゃって」とか言って少しは同情心にでもすがろうとしたのか。到底素直に受け入れること…
171218 謎めいた画家、オランダ出身のヒエロニムス・ボスの三連祭壇画(トリプティック)「快楽の園」について、さまざまな人物にインタビューして、その謎に迫った作品。 ➡︎公式サイト 日本でも人気の高いフェルメールですら35、6点は存在が確認されてい…
171218 歌仲間から誘われて、無料コンサートへ。このシリーズ、以前も何回か来た記憶があるが、秋山和慶指揮とは凄い。開場時間の30分前に着いたが、すでに70人ぐらいの列が。 事前にN氏から座確するよう頼まれたいたのは2階の前列ということで、係員に2階…
171215 原題:THE ZOOKEEPER'S WIFE チェコ/イギリス/アメリカ合作 127分 監督:ニキ・カーロ(NZ出身の女性、「クジラの島の少女」2002、「スタンドアップ」2005) 実話に基づく作品。いわゆる戦争秘話。ポーランドの首都、ワルシャワが舞台。時は1939年…
171214 原題:NERUDA チリ/アルゼンチン/フランス/スペイン 108分 監督:パブロ・ラライン(41歳、チリ人、「ジャッキー/ファーストレディー最後の使命」2016を撮っている。) ネルーダという名前は、チリの国民的詩人ということぐらいしか知らない。そし…
171212 パリ・オペラ座と聞けば即座にパリ九区にあるオペラ座通りの突き当たりにある例の壮麗な建物、ガルニエ宮を思い浮かべる。ただ、現在は主としてバレエはここ、オペラ上演は主としてバスティーユに出来たオペラ座(オペラ・バスティーユ)と棲み分けて…
171211 原題:FRANTZ(フランツ、ドイツ人の典型的な名前。普通はFRANZと綴るが、フランス人はしばしばこのようにミススペルするらしい。フランスに発音が近いこともあり、敢えてこのように綴るとする説も)アメリカ映画「私の殺した男」(1932 )のリメイク。…
171208 アガサ・クリスティ代表作の映画化。1974年にも映画化されているが、見ていない。スタッフ陣もキャストたちも豪華絢爛。 ケネス・ブラナーの才人ぶりばかりをこれでもかと散々見せつけられる作品。出演者はかつて彼と共演したことがある、ないしはよ…
171208 原題:LOGAN LUCKY (ローガン家、ツイてる)監督:スティーブン・ソダバーグ、製作:チャニング・テイタム(共) 競馬やサッカー、野球などのビッグスポーツイベントで、警備が手薄になるのを狙って銀行強盗という定番の手口。今回はコカコーラ600と…
171206 これも姉が絶賛していて、そのうちに行くつもりではあったが気がつけば会期も残りわずかとなり、昼から某財団の、才能ある若手オペラ歌手海外留学支援選考会を聞いた後、あわてて乃木坂へ。詳細▶︎ 安藤忠雄展 安藤と言えば、最近物議をかもした例の新…
171205 料理そのものや料理人をテーマにした作品は、とくに最近、欧米の映画に多いような気がするが、同じ料理がテーマでもこれはいささか角度を変えた異色作であり、大した意欲作。 当初、見るつもりのなかった作品。一足先にみた姉が絶賛するもんだから、…
171204 原題:INTERLUDE IN PRAGUE(プラハでの間奏曲)英・チェコ合作、 監督・脚本(共):ジョン・スティーヴンソン(英、CGアーティスト出身、監督歴、ごく浅い) 「アマデウス」(1984)以来の本格的なモーツァルト映画という触れ込みだが、残念ながら、…
171129 原題:THEIR FINEST 英 117分 監督:ロネ・シェルフィグ(デンマーク人、「幸せになるためのイタリア語講座」2004) 第二次大戦下のロンドン、戦局は日増しに悪くなり、毎日のようにドイツ軍の爆撃機からドカンドカンと爆弾が落ちている。そんな中、…
171128 応援しているソプラノの一人、石原妙子の待ちに待ったリサイタルへ。定評ある実力者の一人だから、649席はすぐ一杯になるはずだったのだが、何がどう作用したのか、しなかったのか入りはイマイチで、残念至極! 愚亭同様、熱心なファンが手分けして聴…
171128 原題:DJANGO 117分 仏 脚本・監督:エチエンヌ・コマール(製作と脚本の実績はあるが、監督としてはこれが第1作) まったく知らなかったが、実在のジャズギタリスト。ベルギー生まれだが、本名はジャン=バチスト・ラインハルト(フランス語ではレ…
171126 脚本・監督:大森立嗣 原作:三浦しをん 137分 力作だが、ストーリー的には、割と定番。「ミスティック・リヴァー」(クリント・イーストウッド監督)などでも採用している手法。 25年前、幼少時の異様な体験が、同じ体験をした者それぞれにさまざま…
171125 毎年、春と秋に開催されているシリーズ。過去何度か聴きに行っている。安く良質なクラシックを聞ける貴重な機会で、毎回楽しみにしている。芸劇は遠いので敬遠、行くのはもっぱらミューザ川崎。 というわけで、今回選んだのは上野学園大学と昭和音楽…
171125 秋晴れのこの日、カミさんと連れ立って初めて目黒の雅叙園に。目的は➡️百段階段。 ホテル入口付近にこんなものが。 会期は明日までなので、混雑を予想していたが、あっさりと入れて、いささか拍子抜け。内張が豪華なエレベーターで3階へ。そこで、靴…
171124 抽選で当たったので、川崎へ。 上記のうち、聞かせてもらえたのは、後半の3曲のみ。正味2時間だから、仕方ない。それでも、いずれもが初めて聴く曲ばかりで、大いに興味をそそられる内容だった。 そもそも「秋山のスポーツ音楽5選」という趣向が面…
171123 つい先日、こんなホールに自分たちが乗っていたとは!しばし感慨に浸った。 前から7列目で、ギター演奏にはピッタリ(ギターの表面にスポットライトが反射して眩しいこと!)だったが、チャイ5を聴くには、ちょっと・・・! 村治佳織は、さんざんテ…
171122 記者・ブロガー対象の内覧会へ。 受付でこんな立派なカタログをいただいた。 デンマーク・デザインと言われても、日常的に意識していることはほとんどない。日本人からすれば、北欧デザインと、なんだかあの辺を一括りにしている人が多いのではないか…
171124 訃報をこのブログに載せた記憶がないのだが、今回はあまりに衝撃的で、数行だけ記したくなった。 職場の同期生で、最年長。長くスペイン暮らしをして、最近、帰国。もともと海が好きな男だから、湘南に居を構え、ついで伊豆へ転居。なぜか独身。常に…
171122 てっきり高齢者無料日と決めてかかっていて、入口で身分証明書(運転経歴証明書)を見せたら、「んで、入場券は?」。そうか、きょうは第3でなく第4水曜だった!手帳への記入ミスだが、こんなことはこれまでなかったので、柄にもなく狼狽。並んだこ…