ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

音楽

「ドニゼッティ・隠れた二つの名作オペラ」@日生劇場ピロティ

240617 「連隊の娘」は例のハイC9連発のアリアがあまりにも有名でそれだけは聞いていましたが、オペラそのものはまったく知りません。またピーア・デ・トロメイの方は、タイトルすらつい最近まで知りませんでした。懇意にしているメッゾの星 由佳子さんがロ…

奇跡の1日

240609 "降臨”とはまた仰々しいとは思ったのですが、かなりそれに相応しい今回の日本公演という気がしています。つまり世界ツアー的に飛び回っている彼にしてみれば、たまたま東京がルート上にあり、それに、かのプッチーニ様の没後100年という節目でプッチ…

平松混声合唱団演奏会@東京文化会館(小)

240530 愚亭が所属する地元合唱団の定期演奏会に、昨年賛助出演していただいたバスのTYさんが出演するので、ご招待いただき、上野へ行ってきました。 この名門合唱団のことはたびたび噂には聴いていたので、大いに期待して臨みました。確かに、期待通り、あ…

「題名のない音楽会」公開収録

240513 初代の黛敏郎が司会をやっていた時代から現在6代目の石丸幹二まで、見続けていた番組です。放送開始は1964年8月、愚亭はイタリア留学中でした。その後も2度の海外駐在期間があるので、中抜けながら、付き合いも60年!すごい番組です! その収録現場…

女声3部合唱を聴く@アプリコ小ホール

240512 愚亭が所属する地元の合唱団の女性団員が、自宅近くのいわゆるPTA合唱団で歌っていて、その初コンサートに、朝の練習の後、仲間たちと伺いました。 小ホールだけに満員の盛況。団員の家族・親戚だけで埋まりますからね。しかも入場無料ですから、失礼…

大田フィル@アプリコ大ホール

240511 懇意にしている団長に誘われて、歌劇派の今季初練習前に、こちらの音楽会に。なにせ大田区の名前を冠した管弦楽団ですから、ありがたいことに、毎回近くのアプリコ大ホールでの演奏となります。 団長はハープ奏者です。ただ、ハープの出番のある曲っ…

国際フォーラム(C)で第九を

240509 先日世界初演(ウィーン)の日に第九を歌ったばかりですが、2日後にまた第九を歌うことになりました。 なんだか大仰な文言が並ぶちらしですが、プログラム↓はご覧のように、ちょっと詰め込みすぎの印象も拭えません。 これだけ出し物が多いと、待ち時…

マラ3を聴きにグリーンホール(調布)へ

240427 我が団の合唱マスターが出演するというので、調布へ出向きました。実はマーラーの3番てあまり馴染みがなかったのですが、100分という長さに驚きました。これだけ長尺のシンフォニーは稀だと思います。 第1部が35分。20分の休憩をはさんで65分の第2…

5/25「デイダミーア」プレイベント@めぐろパーシモンホール(小)

240423 本公演(5/25)に備えての”予告編”が開催されました。千円ポッキリなんで「都立大学」まで行ってきました。日本ではほとんど上演機会のないオペラなので、やはり二期会としても、こうした活動には力を入れざるを得ない様子です。 ヘンデル、最晩年の…

「マタイ受難曲」@みなとみらい大ホール

240419 ちょうど1年前、愚亭も第一生命ホールの舞台に立っていたのですが、今回は客席で鑑賞しました。やはり最後列で合唱で歌うのと客席で聴くのとは、かくも違うものと改めてその感を深くした次第です。 声は前にしか飛ばないという普遍の理屈からすれば、…

「ラ・ボエーム」@杉並勤労福祉会館

240418 日頃応援しているテノールの青栁素晴さんが出演するとあって、初めて杉並の勤労福祉会館へ。 この超有名オペラは数えられないほど見に行っていますが、今回のは、Tokyo Ope'lataさん主催の、まあ、いわゆる手作り感たっぷりオペラです。この主催者で…

ブルックナーも久々に

240414 午前中、近くの中学校での合唱練習の後、そそくさと日暮里経由でサンパール荒川へ。ウチの合唱仲間が乗る演奏会に行きました。 昔、第九と「復活」で、なんどか出演経験のあるMAXフィルのコンサートです。ここのMo.古澤は、昨年末のサントリーホール…

初めてゆめりあホールへ

240413 このホールのある大泉学園という駅は今回初めて利用しました。我が家からは1時間半以上。ただ、ホール自体は駅前で1分というアクセスで、ミューザ川崎やリリア川口と同類です。 昨年、愚亭が所属する地元の合唱団が定期演奏会を開いた折、演奏してい…

「復活」を聴きに、池袋まで

240407 今日は天気が回復、桜が満開になりました。午後から、地元合唱団仲間の一人が出演するコンサートへ。 一月前に自分も歌ったばかりのこの曲、今日は客席からたっぷりと鑑賞してきました。マエストロはこの人、 二人の女声ソリストは、 ソプラノ 中川 …

音大生の実力

240331 毎年秋と春に開催される音大フェスは、各校の競演となるわけですが、こちらは、各校から選りすぐりのメンバーが一堂に会しての演奏会です。 カンブルランの指揮ぶりは、すこぶる丁寧で、相当分かりやすく感じました。なんか人柄がそのまま出ている振…

初めて行った民家でのコンサート

240323 このトリオでの演奏会は回を重ねてすでに5回目ですが、実際に伺ったのは今回が初めてです。彼女たちにも初めてとなった会場だったようですが、大田区からだと結構遠いので、行こうかやめようか、かなり迷いました。池袋から西武線で二つ目ですから、…

連日の合唱団演奏会

240317 好天に恵まれた週末、2日連続で近くのアプリコホールへ。 土曜日は「さつき合唱団」の定期演奏会でした。コロナのせいで、ひさびさの演奏会だそうです。ウチの合唱団(大田区民第九合唱団)からも出演者がそこそこ出ていることもあり、初めて聞きに行…

被災地復興支援チャリティ・コンサート@ミューザ川崎

240311 コロナ時期を除くので、あれから13年ですが、演奏会としては10回目です。多分、愚亭はその半分以上来ています。 今回は下手2階席、舞台真横の最前列に陣取りました。本ホールの4人のアドバイザー出演という触れ込みです。滅多にない顔合わせでしょ…

マーラー「復活」終演

240310 5度目の「復活」の舞台です。今回、マエストロはコバケンこと小林研一郎(84)でしたから、やはりこれまでとは”別物”って感じでした。自画自賛ですが、サイコーの出来栄えだったと思います。過去振っていただいたマエストロには失礼になりますが、マエ…

チャイ5を聞きにミューザ川崎へ

240225 今日は氷雨の中、川崎まで。 知り合いのフルート奏者が乗るというので、行ってきました。 初めて聞くアマチュア・オケですが、これがまた見事な演奏で、千円で聞かせてもらうのはもったいないと思いました。弦と管のバランスが心地よく、それがメイン…

「エリアス」@東京オペラシティー コンサートホール

240224 オラトリオといえば、ヘンデルの「メサイア」、ハイドンの「天地創造」、そしてこの「エリアス」が三大オラトリオということになっているらしいです。他に、バッハのクリスマス・オラトリオなどもあります。 ちなみに受難曲とは一応一線を画するよう…

「復活」(マーラー)、マエストロ練習@Aura Hall 聖蹟桜ヶ丘

240223 氷雨となった天皇誕生日、一度も下車したことのない聖蹟桜ヶ丘まで片道1時間半かけて行ってきました。3/10本番のコバケン復活のオケ合わせでした。合唱団200名強がオケと一緒に練習するので、広めの会場もいっぱいいっぱい。合唱団の後列は立った…

ミサソレムニス(ベートーベン)by マウントあさま管弦楽団@ミューザ川崎

240203 昨年、マタイ受難曲でご一緒したコンバス奏者が出演されるとあって、川崎へ。 実に75分という長丁場、しかも合唱団もほぼ出ずっぱり状態で、大変だったことでしょう。 この有名なベートーベンの作品、これまでご縁がなく歌ったこと、ありません。一度…

「オペラに酔いしれて」@さくらホール(渋谷)

240127 コロナで4年ぶりの開催だそうです。進行役のテノール、高田正人さんによると、現在の会員数は実に2,700人ということですから、今日、ここに登場する歌手たちはまさしくほんの一握りということです。どのように人選が行われたのか、興味深いところです…

感動の第九合唱が織りなすミュージック・ディナー

231228 今年の掉尾を飾るにふさわしいイベントに参加。ミュージック・レストランで客側で第九の合唱を歌うというものです。会場はこれまでも何度も来ている「アルテ・リーベ東京」@西新橋です。 ディナー付きなので、6時に入りました。舞台近くのサイコーの…

大学キャンパスでのメサイア演奏会

231223 4時半頃の青山学院構内。中心部に大きなもみの木が。この左手奥に講堂があります。 たまたま先月の某演奏会場で会った合唱仲間の1人から、出身大学のこの演奏会へのお誘いがあり、今年2度目となるメサイア演奏会へ。 この会場、大昔に来たことがある…

カルメン練習も佳境に

231216 年明け早々に芸劇(池袋)で本番を迎えるベルオケの「カルメン」(演奏会形式)、練習も大詰めで、今日はソリストの一部、ドン・ホゼ役の城 宏憲さん、ミカエラ役の鷲尾麻衣さんも加わってのオケ合わせが近くのアプリコ小ホールで行われました。 ジョ…

久しぶりに聞いたJ.K. Nuzzo@トッパンホール

231217 この人、コロナ禍で歌手活動を休止、その後、復活の道筋を探っていたようです。年齢的にもテノールとしては峠を越えたあたりなので、慎重に準備を進めたようで、それは選曲によく現れていると思います。 いきなりオペラアリアを持ってきて、「おや、…

コバケン第九@サントリーホール

231210 恒例の演奏会に昨年に続いて今年もこの舞台に上ることができました。 ソプラノとバリトンは昨年と同じ顔ぶれです。合唱団員は相当増えました。今回、目新しいのは生配信されることになった点と、さらに公開リハーサルが加わったことです。事前に知り…

今年も音大オケフェスへ

231126 なんたってイマドキ@¥1,000でこんないい音楽が生で聴けるんですから! ↑にあるように、在京8音大が4日、2会場で繰り広げるフェスで、随分昔から毎年来ています。 今年はこの組み合わせを選びました。昭音大のチャイ5も見事な演奏でしたが、後半…