ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

連日の合唱団演奏会

240317 好天に恵まれた週末、2日連続で近くのアプリコホールへ。

土曜日は「さつき合唱団」の定期演奏会でした。コロナのせいで、ひさびさの演奏会だそうです。ウチの合唱団(大田区民第九合唱団)からも出演者がそこそこ出ていることもあり、初めて聞きに行きました。

3部構成で、1部では、我々も2017の定期で歌った「心の四季」を聴きました。さすがにかなり忘れていました。でも、とても美しい旋律の連続で、また歌いたいと思いました。

2部は、誰もが耳馴染みのある曲のメドレー、歌う側も聴く側もリラックスしていました。3部は一転、宗教曲で、最後はオペラ「トスカ」1幕の終演部、ローマのアンドレア・デッラ・ヴァッレ教会内でスカルピアが歌うVa Tosca!(行け、トスカ!)に合唱が高らかに和する場面です。ソロのバリトン、酒井 崇さん、お見事でした。

アンコールには映画「マイ・フェア・レディー」から2曲、楽しげに歌ってお開き。

日曜日は同じ場所、同じ開演時間で、東芝フィル合唱団の4年半ぶりとなる定期演奏会でした。

こちらも長い長いスタンバイを過ごして、溜まりに溜まったエネルギーを一気に放出した感のある演奏会になりました。

まずは「水のいのち」、前日聞いたばかりの「心の四季」と同じ作曲家、高田三郎ですから、部分的にかなり似通っています。この混声合唱曲を歌っていないと合唱を経験したとは言えないそうです。プログラムにそのように書かれていました。とすると、愚亭はまだまだのようです。(笑)

2部はモツレクですよ!合唱団員70名、オケメンバー60名という大編成ですから、それはそれはすごい演奏でした。合唱団も男女比がほどよく、とてもバランスが取れていて羨ましく思いました。男声陣に高齢者が多くいらして、なんだか嬉しくなりました。この合唱団、その名の通り、東芝フィルハーモニーに付随して発足しているので、こうした演目はお手のものでしょう。

余談ながら、ウチの合唱団、昨年6月に定演でモツレクをやりましたが、合唱団こそ特別団員応募者が多く、全部で70名ほどになりましたが、オケは低予算のため、20名ちょっとという編成でした。マエストロが希望したオルガンは揃えられず、通低はコンバスでしのぐとか工夫していただいたのが実情でしたから、今日のような大編成オケでのモツレク演奏、これまた羨ましく思いながら聴きました。

アンコール定番のアヴェ・ヴェルム・コルプス、そしてその後に「花は咲く」!

ソリスト陣、豪華でした。テノールの田中裕太さんだけは、愚亭は初めてでしたが、他の3人の方々はかつて共演(?)したりで、よく知っていたので、厚かましく楽屋口から入り、ツーショットを。

2018年夏、まさにこのホールでの「響友第九」でお世話になったソプラノ盛田麻央さん。

ブレました。裕賀さん、ごめんなさい!

昨年夏の「メリー・ウィドウ」ではダニロ・ダニロヴィッチを熱演された小林啓倫さん。