ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「PARIS (パリ)」

140730 原題もPARIS 仏 129分 監督・脚本:セドリック・クラピッシュ(「スパニッシュ・アパートメント」)出演:ジュリエット・ビノシュ、ロマン・デュリス、ファブリス・ルキーニ、フランソワ・クリュゼ、アルベール・デュポンテル、メラニー・ロラン 他 2…

フェスタミューザ3回目

140729 今日は読響の出番だ。 指揮のダレル・アン⬇はシンガポール出身の華人、多分客家系だろう。きりっとした表情で情熱的な指揮振り。若手指揮者の登竜門の国際コンクールでたびたび好成績を収めている。 ヴァイオリン協奏曲で見事な冴えを見せた松山冴花…

GODZILLA

140728 米 123分 アメリカ版GODZILLA(1998)の2作目。前作のゴジラより更にスケールアップしていて、CG技術も進化しているから、見せ場も圧倒的に多い。たまたま3D iMAXで観たから、とんでもない臨場感を味わった。予告編で繰り返し観ていて、早く本編を観た…

フェスタ・サマーミューザ2日目

140727 2日目は東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の出番。指揮はオーボエ奏者から転じた宮本文昭。ソロ・フルート演奏は、北部フランス出身のサラ・ルヴィオン(38)。 演目: ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」 モーツァルト:フル…

フェスタ サマーミューザ開幕

140726 今年もフェスタサマーミューザの季節に。もはや自分にとっては初夏の風物詩になっている。東日本大震災で天井崩落後、長〜い修復期間を経て、やっと昨年からミューザでの再開となった。 初日の演目は、 ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」作品9 …

「ラ・ボエーム」@座・高円寺2

140724 高円寺駅到着時、既にポツリポツリと落ち始め、空を見上げると、先日の雷雨襲来時にそっくり。あわてて会場へ急ぐ。後から来た人の話では、その後、やはり雷鳴轟き、ゲリラ豪雨だったらしい。朝の予報では、一言もそんなことを言ってなかったのに・・…

「パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト」

140723 原題:THE DEVIL’S VIOLINIST 独・伊合作だがセリフは英語。監督:バーナード・ローズ(「不滅の恋/ベートーベン」)主演のデイヴィッド・ギャレットは製作総指揮にも名を連ねている。音楽も担当。もともと演奏するだけで、出演する予定はなかったの…

「複製された男」

140722 原題:ENEMY カナダ/スペイン合作 90分 原作:ジョゼ・サラマーゴ(ポルトガル人)の「複製された男」監督:ドゥニ・ヴィルヌーブ(「灼熱の魂」、「プリズナーズ」)出演:ジェイク・ギレンホール(二役)、メラニー・ロラン 冒頭から隠喩に満ちた作…

「海にきらめく珠玉のチャリティー・コンサート12」

140721 日声協主催のこの海の日恒例のシリーズも既に12回目。 まさに珠玉と言える日本を代表するようなオペラ歌手の勢揃い。定刻18時を回ったところで、ピアニストの服部容子さんが登場。すぐ演奏を始めると客席の後ろから「ラー・ラララ・ラララ・ラララ・…

杉並区民オペラ「アイーダ」を鑑賞

140719 最近の区民オペラの水準の高さを如実に示す公演だった。愚亭がこれまでに出かけた区民オペラは荒川、江東、大田とこの杉並の4区のみだが、多分他でも同様の企画があるのだろう。どこも低予算で頑張っていて、頭が下がる思いだ。 杉並オペラは今回で1…

軽井沢へ

140715-16 歌仲間4人組が、それぞれカミさん連れで、軽井沢に集合。RI君夫妻が夏の間、ここで暮らしているので、一度訪ねようということになったもの。滅多なことでは予約が取れないらしいEXIV軽井沢の「パセオ」棟に3部屋確保してくれていた。 低層棟の「…

「ジゴロ・イン・ニューヨーク」

140714 原題:FADING GIGOLO 脚本・監督・主演:ジョン・タトゥーロ。才人、ウディ・アレンが出演のみという珍しい作品。他に、ヴァネッサ・パラディ(ジョニデの元カノ)、あら懐かしや、シャロン・ストーンおばさんも。56歳とは見えぬ色気を振りまく。ジョ…

三田フィルの定期演奏会へ

140713 意欲的なプログラム構成。シベ2は久しぶりに聴いたが、この時期だと、とりわけ心に沁みる。マエストロは和賀一夫。神奈川出身の37歳。大阪芸大卒。指揮の他、作曲、声楽などを専攻。ジャンルに捉われず多方面に意欲的に取り組んでいる、楽しみな存在…

台北 國立故宮博物院 神品至宝

140712 姉のお供で、トーハクへ。今回、一番の話題だった、例の”翠玉白菜”は、滞在僅かに2週間で、既に台北へ帰国した後。残念至極!本来門外不出の傑作だから、2週間でもギリギリだったのかも知れない。 受付を終えてから、平成館1階にある講堂で、20分…

ヴァロットン展へ@三菱一号館美術館

140711 木版画を多く含むが油彩主体で全134点は見応えがある。昨年10月、ここで開催された「印象派と世紀末美術展」で、ヴァロットンの木版画のかなりの作品が展示されたが、当館所蔵のものがいかに多いかが分かる。 副題の「冷たい炎の画家」というのが、イ…

高橋絵理独演コンサート@日暮里サニーホール・コンサートサロン

140710 台風が近づく中、日暮里へ。 このシリーズ、NPO法人 日本声楽家協会の主催で、既に何度か聞きに来ている。今回は既に中堅と言ってよい、最近メキメキ頭角を現しているソプラノ、高橋絵里さんの独演会。 1部は、これまで聞いたことのないイタリア歌曲…

「春を背負って」

140709 笹本稜平の原作を、カメラマンが本職の木村大作(「剱岳 点の記」)が脚本・監督も手がけて話題になった作品。典型的な山岳映画。山好きには堪らないだろう。さすが木村作品、山の風景の見事なこと、ため息ものだ。山小屋を舞台にした青春ものと言っ…

「パークランド/ケネディー暗殺、真実の4日間」

140708 原題:PARKLAND これまで何度となく関連本が出版され、映像化もされた話だから、今更感がないわけではないが、本作は大統領が狙撃されてから、市内のパークランド病院に担ぎ込まれ、居合わせた病院スタッフにより懸命の蘇生術を施されるも、その場で…

「世界の中の日本」曾野綾子講演

140707 曾野綾子の講演を聞きに、渋谷の総合文化センター大和田さくらホールへ。 よく分からない団体、「ジャポニズム振興会」主催で、その活動の告知映像が延々と流れた後、琴と三味線による演奏が20分ほど。背景に、天の川の映像が流れる。そう言えば、今…

「ホドロフスキーのDUNE」

140706 原題:JODOROWSKY’S DUNE チリの鬼才、アレハンドロ・ホドロフスキーが、SF大河小説(F.ハーバート)の映画化の準備のため、スタッフを揃え、キャスティングも進んだ段階で、映画会社に話を持ちかけるも、興味を示しながらも、余りの長大さと費用がネ…

「人生はマラソンだ」

140704 原題はDE MARATHON(オランダ語)113分 オランダ映画とは珍しい。予告編であらかた筋書きの見当はついていたが、実は予想外に感動的な展開であった。決して感動の押し売りではなかった。 ⬆感動的なラストシーン。最後に流れるLee TowersのYou'll neve…

「her 世界でひとつの彼女」

140701 原題:her さすがに邦題はherだけにするわけにも行かず、苦心の跡が窺われるタイトル。世界でひとりでなくひとつとしたところが上手い! 監督・脚本:スパイク・ジョンズ(Jonzeは珍しい綴りだ。尤も本名はAdam Spiegelだから、Jonzeには何かいわれが…

二期会マイスタージンガー 〜歌の花束コンサート〜

140629 二期会週間のトリはこの出し物。 出演は、(敬称略) 三宅理恵(ソプラノ) 高橋絵理(ソプラノ) 喜田美紀(メゾ・ソプラノ) 小林紗季子(メゾ・ソプラノ) 岡本泰寛(テノール) 高田正人(テノール) 浅井隆人(バリトン) 松本宰二(バリトン) …