140709 笹本稜平の原作を、カメラマンが本職の木村大作(「剱岳 点の記」)が脚本・監督も手がけて話題になった作品。典型的な山岳映画。山好きには堪らないだろう。さすが木村作品、山の風景の見事なこと、ため息ものだ。山小屋を舞台にした青春ものと言ってもいい。主演の松山ケンイチと蒼井優がさわかな演技を見せる。
出演者たちにとって、かなり厳しい撮影になっただろうことは間違いない。⬆こんなシーンばかりだもの。いや、風雨の強い最中の撮影はもっと辛かったろう。
この大きな荷物、リアリティーを出すため、中が空洞ということはない。
これがラストシーン。ちょっと脚本と演出に甘さが顔を出す場面もあるにはあったが、全体としてはOK。
ところで、今日は我が家から歩いて行ける唯一の映画館、蒲田宝塚へ行ったが、観客は自分を入れて僅かに6名!広々して見易いこと!これは悪くない環境。また来よう。
#59 画像はALLCINEMA on lineから