ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

2010-01-01から1年間の記事一覧

「クリスマス・ストーリー」

左は一族で一番成功した劇作家の長女と、フィールズ賞を取るほどの数学者の亭主。互いにクリスマス・プレゼントを交換し合った後に、妙な静寂が支配する。101224 恵比寿ガーデンシネマ(アクセスが悪いため、採算合わず、間もなく閉館。残念!)原題:Conte …

「シチリア! シチリア!」

101222 川崎チネチッタ 原題:Barria 久しぶりに本格的イタリア映画を見た。2時間半と長い。(だれる場面も少なからず) 彼の監督作品で日本公開されたのは僅か9本。勿論、1989年の「ニュー・シネマ・パラダイス」は大ヒットだったが、他にもこれまた自伝的…

今年唯一の第九

101219 ミューザ川崎 名曲全集第62回 指揮:大友直人 東響 1.バッハ ヴァイオリン協奏曲第2番 ソロバイオリン アリョーナ・バーエワ 2.ベートーベン第九 ソプラノ:小林沙羅、メッゾ:加納悦子 テノール:佐野成宏、バリトン:三原 剛第九のソリスト陣の…

「武士の家計簿」

101216 新宿ピカディリー 一応、これでも時代劇だ。殺陣は一切なく、そもそも刀の刀身すら見えることはない。 「たそがれ清兵衛」を始めとする藤原周平原作の作品も、長き平和の時代での海坂藩が舞台だから、ちゃんばら作品とは一線を画するが、それでも概ね…

「ロビン・フッド」

101215 川崎チネチッタ 原題もRobin Hood 「グラディエーター」と同じリドリー・スコットとラッセル・クロウの組み合わせゆえ、期待して当然。ショーン・コネリーもこの役を演じたことがあるが、骨太で時に野卑で時に優しいロビンにはクロウがぴったりという…

ロビー・コンサート

101215 川崎市役所ロビーでのコンサートに江口二美さんが出演したので、例によって最前列で鑑賞。当然ながら聴衆の9割以上は高齢者。ロビーゆえ、人の出入りがあり、落ち着かない雰囲気での演奏はチト気の毒だが、慣れるしかないだろう。客席側からは見えな…

コレド室町でイタリアン

101213 モロッコ旅行仲間と忘年会。三越前に出来たコレド室町内のイタリアン「ケ・ヴォッリア」へ。 お洒落でスタイリッシュな内装で、スタッフも気持ちの良いサービスを心がけているようで、感じ、すこぶる良し。 ↑愚亭が大好きな生ハムの乗ったピッツァ。 …

「没後120年 ゴッホ展 ーこうして私はゴッホになったー」

101213 これまで繰り返し見ているので、今回はパスしようかと考えたが、結局氷雨の中、国立新美術館へ。例によって閉館1時間半前の入館で、平日、気象条件を考えればもう少し空いていてもおかしくなかったのだが、会期が迫っていることもあり、そこそこの賑…

初めてパルコ劇場へ

友人に誘われて、急に渋谷のパルコ劇場の芝居を見ることに。芝居と言っても朗読劇。二人の男女が舞台上の椅子で朗読するというスタイル。多少の振りはあるが、基本的に椅子から移動することはない。↑にあるように、日替わりの出演者陣。今日は野村萬斎と若村…

「プライド」(シアター・クリエ)

101209 日比谷シアター・クリエオペラ歌手を目指すソプラノ二人の確執というテーマに、多少の興味が。2年ほど前に映画化(ステファニー、満島ひかる主演)されたが、見るチャンスなし。今回舞台化されたので覗いてきた。舞台となると、思い切って枝葉を切り…

「最後の忠臣蔵」

101208 ヤクルトホール 腹は古式にのっとり真一文字に深々と深々と切り裂いた。あとは切っ先を左頸動脈に当てて引けばいい。今まさに長くもない人生の幕引きを迎え、武士としての矜持を厳然と守り抜こうとする。その強い一念で、何とかこの瞬間を迎えること…

撃ち方、用意!

こんないい天気の日は、無性に腹立たしい。富士山と我がマンションの間に立ちふさがるあの黒っぽいマンション。6,7年前に出来た時はカミさんと共にガックリ。今朝は特にフジ・ビューを邪魔するあの標的を砲撃したくなる。 「方位南南西、距離450m、撃て!…

パーフェクト・ヌッチ

101206 東京オペラシティー・コンサートホール レオ・ヌッチは勿論以前から知っている名バリトンだが、生で聞くのは多分初めてだ。いやーまぁその凄さにはたまげた。神がかり的な名演で、今日はほんとに来てよかった。まさかこれほどとは、である。ちょっと…

音大シリーズ第2弾 武蔵野vs.国立

ミューザ川崎で音大管弦楽団による演奏会を聞いた。すべてブラームス。 武蔵野はドイツ・レクイエム 指揮:黒岩英臣、独唱:砂川涼子、堀内康雄 国立はシンフォニー#2 ニ長調 指揮:梅田俊明、アンコール:ハンガリー舞曲第6番 砂川さんと堀内氏が聴けたのは…

「SPACE BATTLESHIP ヤマト」

101203 109シネマズ川崎 自分では「宇宙戦艦ヤマト」を見たとばかり思っていて、allcinema onlineを開けたら、そこには何本かの過去の作品しか見当たらず。それもその筈、本作のタイトルは「SPACE BATTLESHIP ヤマト」というのだから。そもそもヤマト世代で…

歌劇「魔弾の射手」 東京文化会館 ワルシャワ室内歌劇団

このオペラは初めて見る。中学生時代に学校で習ったメロディーがいくつか登場し、結構懐かしさを覚えながら観劇。ストーリーは他愛のないものだが、ウェーバーのメロディーって、日本人の感性に合っているように感じた。ソリストでは、アガーテ役のタチヤナ…

ゲーム・オブ・デス

101202 銀座シネパトス 原題もGAME OF DEATH [監]ジョルジョ・セラフィーニ(ベルギー生まれのイタリア人。48歳)、[出]ウェズリー・スナイプス他嘗ては兄弟のような固い絆で結ばれていたチームだったのに!それだけに、仲間に裏切られた突き上げるような…

ハマグリのつぶやき

中井がまた何かやったって?別に大声でどなったわけでなし、多少不敬的だったかも知らんけど、なにもいちいちその程度のことで騒ぎにする必要、あんの?周囲にいて告げ口した奴も奴だよ、学校じゃあるまいし。ケータイ鳴らしちゃった議員も謝っていたけど、…

日本の食文化に関する講演ー熊倉 功氏

小山内美江子 国際ヴォランティア・カレッジ主催の講演会に参加。場所は田町駅そば。 熊倉 功氏は現在、林原美術館館長、静岡文化芸術大学学長。「茶の湯、わび茶の心とかたち」、「民芸の発見」、「後水尾天皇」など著書多数。101201 講師の熊倉功氏は中・…

「アメリア 永遠の翼」

101129 新宿武蔵野館 原題はAMELIA 米 112分 [監]ミーラー・ナーイル [出]ヒラリー・スワンク(製作・総指揮も)、リチャード・ギア、ユーワン・マクレガー目の前に広がるのは大海原と果てしない空のみ。永遠にそうしていたい衝動に突き動かされる。なにもの…

「ローマの松」を堪能

音大シリーズのうち、東邦大と昭和音大の組み合わせをミューザで聞いた。アマチュア楽団を聴く機会は多いが、音大ともなると、これから専門家になろうという集団だから、ほぼプロ並みの腕を発揮するから、聴きごたえは十分。東邦大(末廣誠指揮)による「英…

今日はどこまで伸びたやら・・・

望遠なので、画像がにじんでいます。

みちば和食 「たて野」でのランチ

仲好し家族3組で、秋の会食。珍しく銀座でランチを楽しんだ。 嘗ての職場仲間3組で年3回、持ち回りで会場設定をして会食を楽しむようになって、既に久しい。今回はY夫妻の当番。銀座は花椿通りのビル6階にあるみちば和食「たて野」という、いかにも値が…

「メリー・ウィドウ」日生劇場

暖かい日曜日、オルフェオに続いてまたも日生劇場へ。今日は、グランドサークルの最前列だから、かなり舞台に近い。それでもオペラグラスを持ちこんで、出演者の顔の表情なども、じっくり観察。 そして、今回も存分に楽しめたオペレッタだった。先ずはやはり…

モーツァルト・マチネ第3回@ミューザ

今日も朝からコンサート。11時開演なのに、うっかり家でのんびり。気付いたら、既に開演45分前。慌てて用意して、会場へ急行。結果はゆうゆう間にあったが、もう少し余裕のある開演時間を選ぼう。 アプリコほどでないが、自宅から30分圏内。貴重な存在だ。 …

ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォーを試飲

解禁から一日遅れの昨夜、世田谷のカフェ・ラカム(仏伊料理)で今年のボージョレの新酒を昔の職場の先輩たちと楽しんだ。 これは@¥4800と、新酒としては、安くないが、それなりの味で、全員大満足。これを4人で2本。量としては、ちょうどよかった。今日は…

ミューザでバンドネオンを聴く

ランチタイム・コンサートでミューザへ。 パイプオルガンとバンドネオンという異色の組み合わせ。 ただ、解説によれば、そもそもバンドネオンという楽器は携帯用オルガンという感覚で開発されたそうだから、音は良く似ているのだ。 オルガンはベテランの近藤…

63連勝

ついにその時が来た。これまで負けてなかった稀勢の里に連勝を阻まれるとは! 残念!という気持ちと、ホッとする気持ちが交錯する妙な感じだ。ホッとするのは、何も白鵬が外国人だからということではない。やはりあの偉大な横綱双葉山が築いた不滅の記録がい…

国辱モノ

何ですかあの胡錦濤に対する屈辱的かつ卑屈過ぎる姿勢は。やっと会わせて貰いましたって感じで、冒頭の挨拶からメモを見ながら!相手が侮蔑的な視線を冷ややかに送っているのは明白。だから、会うなって言ってんだよ。こんなみっともない姿、中国中で放映さ…

「オルフェオとエウリディーチェ」日生劇場オペラ

2日連続で日生劇場へ。既に昨夜のフォーラムで本公演の情報が十分入っているので、完璧に楽しむことが出来た。ソリストでは、オルフェオをアルトの手嶋さんが熱演。ダブルキャストの相手は、昨夜映像だけで観た宮本益光だが、けっして見劣りもしないし、違和…