ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

「SPACE BATTLESHIP ヤマト」

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101203 109シネマズ川崎 自分では「宇宙戦艦ヤマト」を見たとばかり思っていて、allcinema onlineを開けたら、そこには何本かの過去の作品しか見当たらず。それもその筈、本作のタイトルは「SPACE BATTLESHIP ヤマト」というのだから。

そもそもヤマト世代ではないし、確か何本目かのヤマトを、まだ幼い娘を連れて渋谷東急で見た、という記憶しかないのだ。一体その時に見たのはどの作品か混乱したが、主題歌から「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士」だろうというのが結論。沢田研二が主題歌歌ったことだけは覚えていて、ストーリーもほとんど記憶に残っていない。娘は当然、観に行ったことだけ辛うじて覚えている程度。

一言で言えば、まあまあ良くまとめたな、という印象。アニメ原作を実際に俳優を使って撮るということは、既に何度も行われていることだから、どうということもないが、日本がCG技術がハリウッドに近づいていることを実感。
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今から40年も前のテレビドラマシリーズがベースだから、仕方がないとは言え、衣装など、いかにも古臭く、もう少し何とかならなかったのか。配役は豪華なラインナップでよかったように思う。キムタクは申し分ないし、黒木メイサも存在感十分。

途中出合った正体不明飛行物体を研究目的で生け捕りしたのはいいが、中に異星人が潜んでいて、大暴れ、一瞬の隙を盗んで、隊員の体内に入り込む場面は明らかに「エイリアン」のパクリ。しかも、その後体内から外に出て、どこかへ消えてしまうというのは展開としてはいかにも甘い。

また満身創痍のヤマトが最後に敵に突っ込むシーンは、1945年4月の戦艦大和の最後を意識したシーンで、監督としては、ある種オマージュということだろう。

では、その懐かしい沢田研二の主題歌を。

#78