ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

2021-01-01から1年間の記事一覧

「巴里の空の下、セーヌは流れる」@AmazonPrime

211230 SOUS LE CIEL DE PARIS 仏 1951年、120分 原案・脚本・監督:ジュリアン・デュヴィヴィエ(「陽気なドン・カミロ」、「アンリエットの巴里祭」、「我が青春のマリアンヌ」) シャンソンの方を先に知っていて、映画は今回初めて鑑賞。どこでこのシャン…

オペラ「てかがみ」@ラゾーナ川崎プラザソル

211230 応援している江口二美さんが関わってきたこのオペラは、内容からして基本的には学校での公演を主体にしています。ただ、一般客向けの公演もこれまでも何回かあったようではありますが、私にはなかなかチャンスがなく、やっと2021年も押し詰まった30日…

「マンク」@Netflix

211228 MANK 米 132分、2020 脚本:ジャック・フィンチャー、監督:デイヴィッド・フィンチャー 高評価の作品という認識あれど・・・多分、このタイトルが何を指しているか知らず、次回視聴候補作品に長くとどめていました。MankはMankiewiczの省略形で、こ…

「ドント・ルック・アップ」@Netflix

211227 DON'T LOOK UP 米 145分、2021 原案・製作・脚本・監督:アダム・マッケイ 配信前に劇場上映もあったらしいですが、配信ホヤホヤの作品です。アダム・マッケイが一人で作ったような作品ですが、話題はやはりこれだけ出演者にビッグネームを並べたこと…

「ロープ」@AmazonPrime Video

211227 ROPE 米 80分、1948年(日本公開は14年後の1962年)脚本:アーサー・ローレンツ、監督:アルフレッド・ヒッチコック ヒッチコックの最初のカラー作品。当時のカラー技術ゆえか、ぼんやりした色調。しかし、本作より3年も早く作られた「風と共に去りぬ…

2年ぶりに第九を歌いました。しながわ第九@きゅりあん

211225 さすがに昨年はアマチュア合唱団での第九の団員募集はありませんでした。自分のことで恐縮ですが、2013年に初めてアプリコ第九で歌うことができて、それ以来、毎年第九の舞台には上がっていました。 それが途絶えて迎えた今年、嬉しい知らせが合唱仲…

オペラ「パリアッチ」@日経ホール

211224 久しぶりにこのオペラを観ました。ヴェリズモオペラの代表的な作品で、ルッジェーロ・レオンカヴァッロ作曲です。上演時間が短めなので、同じくヴェリズモオペラの「カヴァッレリーア・ルスティカーナ」(ピエトロ・マスカーニ)との抱き合わせが多い…

「パワー・オブ・ザ・ドッグ」@Netflix

211223 THE POWER OF THE DOG, 127分、米・英・豪・加・NZ(いわゆるファイブ・アイズ)舞台はモンタナだが、撮影はすべてNZ。原作:トーマス・サヴェッジ、脚本・監督:ジェーン・カンピオン。1954年ウェリントン生まれ、見るからにマオリの血を引く生粋のN…

「立ち上がる女」@AmazonPrimeVideo

211222 アイスランド語表記は無理なので、原題は諦め、英語タイトルだけ。WOMAN AT WAR。まあ人口30万ちょっとの国ですから、製作される映画も多くはありません。とても貴重です。一応、アイスランド、フランス、ウクライナ合作となっていますが、撮影はすべ…

「レッド・ノーティス」@Netflix

211220 RED NOTICE 米 118分 2021年作品、脚本・監督:ローソン・マーシャル・サーバー 秘宝級の卵とくればロシアのカール・ファベルジェ作イースターエッグを思い浮かべますが、ここに登場するのはその数倍も大きな、世界に三つしか存在しないとされる卵(…

「学校」@イタリア映画祭配信

211217 LA SCUOLA 1995 イタリア 100分、監督:ダニエレ・ルケッティ(「靴ひも」2021 イタリア映画祭出品作品) 1995年頃のローマ郊外の高校が舞台。生徒たちは目を覆いたくなるほどのやりたい放題、考えられないような授業態度で日本なら一発退学になっち…

スプレンドール@イタリア映画祭事務局配信

211217 SPLENDOR(”輝き”という、映画館の名前)111分、1989年、伊仏合作、原案・脚本・監督:エットレ・スコーラ 本作の日本公開は1991年。なぜか公開されたことに気づかなかったのです。イタリア映画狂いと自認していた愚亭としては大失態でした。というこ…

「消えない罪」@Netflix

211215 THE UNFORGIVABLE(許されまじき者)2021 独・米・英 114分 監督:ノラ・フィンクシャイト(まだ40前のドイツ人女性と後で知ってびっくりです)2009年のイギリスのテレビドラマ、The Unforgiven (許されざる者)のリメイクだそうです。先日見たナ…

「ナショナル・ギャラリー 英国の至宝」@AmazonPrime

211214 NATIONAL GALLERY 2015 180分、製作・監督・編集:フレデリック・ワイズマン この方、現在92歳のアメリカ人。こうしたドキュメンタリーを得意とする映画人です。3ヶ月もかけて撮影したというのですから、その意気込みと体力に喝采です。 まだ開館前…

「ペーパーハウス」シリーズ5@Netflix

211213 原題:LA CASA DE PAPEL(紙の家)スペイン シリーズ5 全10話 コロナ禍で撮影が中断していて配信が待たれていたシーズン5が日本でも配信開始となりました。シーズン4を見終わってしばらく経過していたので、エピソード1あたりでは、なんとなく馴…

モーツァルト・マチネ 第47回@ミューザ川崎

211211 だいぶ以前に購入していたので、行きましたが、冬の休日の午前11時開演はやめた方がいいと思った次第です。でも、演奏を聴いているうちに、また行きたくなりました。こういう素晴らしい演奏会を安く聴けるのですから、朝早かろうが、寒かろうが、な…

ミュージカル・コンサート 岡幸二郎 x 幸田浩子@アプリコ大ホール

211210 ミュージカル・コンサートというのは、多分、初めてかもしれません。ミュージカルそのものは、もちろん何十回も行っていますが・・・。愚亭にはこのジャンルは馴染みがありません。 この方、全く存じ上げていませんでした。幸田浩子さんは、それこそ…

コロナ後、初となる友との会食@Gianicolo(麻布十番)

211204 麻布十番のサービス付き高齢者用マンションに住む親友と、もう1人学友を加えてコロナ後初めてとなる会食を楽しみました。行きつけのイタリアン「ジャニーコロ」へ。前々からそろそろ行きたいね、と言っていたのに、なかなか機会がなく、やっとチャン…

地元合唱団の練習、本格的再開の第一歩!

211205 昨年3月以来となる本拠地での練習を再開しました。当然、学校はコロナ禍では施設を部外者には使用させませんから、区内に散在する、主として文化センターと名の付くあちこちの施設を転々としながら、細々練習を続けていましたが、このほどやっと使用…

鈴木優人 × 清塚信也 × 読響@アプリコ大ホール

211206 8月中旬の売り出し日に予約した席は6列目左セクション通路から3番目と、少し舞台に近すぎますが、まあまあ悪くない席でした。ピアニストの手指の動きも、マエストロも、美人オーボエ奏者(2番)までよく見えました。でも、やはり好みのバルコニー…

ブレイキング・バッド@Netflix

211206 BREAKING BAD(道を踏み外すという意味とか)評判がいいので、少し古いドラマですが、見初めて大正解!実によくできていて、どのエピソードもまったく飽きることはありませんでした。5シーズン、全62話。ヴィンス・ギリガンが作って、2008年から2013…

2週連続で第一生命ホールへ

211204 先週に続いてまたこのホールへ。矢部達哉さんを聞くのも2週連続です。 シューベルトの「鱒」が聴きたくて、また第一生命ホールへお邪魔しました。我が家からぴったり1時間ですが、全部都営線なので、シルバーパスでOK。まあ、ただみたいなもんです。…

指揮者不在の第九を聞く@第一生命ホール

211127 指揮者なしで第九を演奏するなんて、マジで?という印象を持ちましたが、聴いてびっくりでした。こんなことができちゃうなら、指揮者の沽券にも関わるし、まかり間違えば失業しちゃうのでは?というのは素人考え。本番に至るまで、首席、つまり矢部達…

「こうもり」@日生劇場

211126 もともとはロザリンデ役のはずだった森谷真理さん目当てでこの日のチケットを購入していました。ところが、彼女、二期会を退会してしまい、木下美穂子さんに。もちろん、木下さんも以前から聞いていますし、実力派のお一人であることは承知の上ですが…

音大オケフェス@ミューザ川崎

211123 例年、春と秋に開催されている演奏会で、今年は12回目。多分、これまで全部行っていると思います。 会場が近いこと、安いこと、そして音大生ですから、みなさんとても一生懸命だし、若い情熱が伝わり、しかもかなりお上手なんです。それもそのはず…

代々木に響く歌声

211121 地元合唱団でお世話になっているピアノの先生が出演されるというので、午前中の合唱練習終了と同時に飛び出して代々木に向かいましたが、途中ランチも取りましたが、余裕で間に合いました。 会場は代々木上原の駅から数分というアクセス表示がありま…

タンゴの夕べ 小松亮太タンゴ五重奏+1@アプリコ大ホール

211119 タンゴ演奏だけを生で聞いたのは、おそらく初めてのような気がします。 多分これも姉の影響で、子供の頃から結構タンゴを好んで聞いていた記憶がありますが、そのほとんどはコンチネンタル・タンゴだったようです。 今日はもちろんすべてアルゼンチン…

「皮膚を売った男」

211118 THE MAN WHO SOLD HIS SKIN(アラビア語のタイトルでは皮膚ではなく、”背中”となっているらしい。)チュニジア / フランス / ベルギー / スウェーデン / ドイツ / カタール / サウジアラビア合作 104分 脚本・監督:カウテール・ベン・ハニア(…

いつの間にかミニホールが

211117 本門寺へ散歩するのに、いろんなルートを試しますが、今日は何ヶ月も前からマンションらしきものが建築中であったことを思い出し、そちらに向かうと、そこには想像していたようなありきたりのデザインではなく、コンクリート打ちっぱなしの無機質で無…

ミューザ川崎で「アイーダ」を堪能

211116 高齢になるに伴い、どんどん行動範囲が狭まっています。もちろんコロナ禍ということもあるのですが、いつもは多少遠方でも構わず出かけていったものですが、最近はコンサートやオペラも家の近くのアプリコホールや、電車で一駅の川崎、映画館ももっぱ…