211213 原題:LA CASA DE PAPEL(紙の家)スペイン シリーズ5 全10話
コロナ禍で撮影が中断していて配信が待たれていたシーズン5が日本でも配信開始となりました。シーズン4を見終わってしばらく経過していたので、エピソード1あたりでは、なんとなく馴染みにくい印象でしたが、エピソード2からはどんどん感情移入して、終わってみれば、かなりロス症候群。とくに人気者のトーキョーが・・・。
こと”強盗”にかけては天才的な兄弟が長期間かけて人選も含め綿密に計画、第一段階では、造幣局に押し入り、輪転機で紙幣を刷りまくって、まんまと成功、世界中好きなところに散っていったのですが、しばらくすると、その時のスリルと興奮を求めて再結成。今度は、さらに大胆にもスペイン中央銀行に押し入り金塊9トンを痛快な方法でくすねるというお話。
終わり方もまったく予想外の展開となり、シーズン6を匂わせて本シリーズ終了となります。日本で知られた俳優はいませんが、一人一人が実に魅力的に描かれています。エンディングの後、メイキングが2巻。どれほど苦労を伴った撮影だったかが克明に明かされます。
驚くことに、最終章、終わり方が見つからないまま、撮影日が近づき、キャストからは早く台本をくれとせっつかれ、脚本家は夜も眠れず、やっと撮影直前に終わり方が閃いたというから、どれほどの綱渡りだったかよく分かります。
これまで愚亭が見た海外ドラマの中でも間違いなく五指に入ります。