ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「リトル・ボーイ」

160830 原題もLittle Boy 墨・米合作 106分 製作・脚本・監督:アレハンドロ・モンテヴェルデ(メキシコ人、39歳、長編は2作目というから驚く) 時間調整で見ることにした作品だが、なかなかの佳作で、得した気分だ。リトル・ボーイと聞いて、真っ先に連…

「奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ」

160829 原題:LES HÉRITIERS 仏 105分 2014年の作品を、日本では今頃公開。監督:マリー=カスティーユ・マンション=シャール(どうでもいいが、ちょっと長すぎないかね)脚本は劇中、マリック役を演じたアハメッド・ドラメが監督と一緒に書いた。 実話によ…

川崎市民交響楽祭2016@ミューザ川崎

160828 大田区民だけど、行ってしまった。アマオケとは言え、創立が1952年は凄い!戦後初のオリンピックとなったヘルシンキ大会の年だ!(当方、小学5年生) このマエストロが痛快な人物で、そもそも丸刈りで登場して、かなりの違和感。終演後の挨拶では、…

栄光のランナー/1936 ベルリン

160826 原題:RACE 米 134分 監督:スティーブン・ホプキンス(そこそこ撮っているが、目立った作品はない) 気がつけば、とてつもない大舞台に立ってしまった自分。米陸上界のため、黒人の地位向上のため、そして何より家族と自分のために、誰よりも早く走…

NIKIKAI SUMMER CONCERT 2016@渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール

160825 二期会の真夏のコンサートは久しぶりだ。大御所、ベテラン、中堅、新人まで、くまなく網羅した陣容は、二期会ここにあり、を思わせる贅沢なもの。演目も盛りだくさん。副題にデータから見た最多公演は何かとあり、進行役の大野徹也さんと佐々木典子さ…

THE CLAPPS' first concert@C✽LAPS(六本木)

160824 地元合唱団でご指導いただいているテノール猪村浩之先生が出演されるというので、合唱仲間9人で六本木へ。へぇ〜、こんなところにこんな店が、という感じのクラップスという名の、バーカウンター付きライブハウス。本格的な舞台のついた、そこそこ感…

「ストリート・オーケストラ」

160824 原題:TUDO QUE APRENDEMOS JUNTOS 監督:セルジオ・マシャード これも実話ベースの作品。極度のあがり症のため、実力はあるのに、肝心のところで、それを発揮できない。それでも生きていくために、弦楽仲間が紹介してくれたある高校の音楽教師をやる…

真夏の第九@川崎市教育文化会館大ホール

160820 年末でなく、とうとう真夏にまで第九をやりだした。日本人の第九好きはどこまで行くのか。かくいう自分も来春2本の第九に出る予定で、9月から掛け持ちで練習が始まる。 今日の演奏は、第4楽章でにわかに速くなり、こりゃ合唱の終楽章、一体どうな…

「エミール・ガレ展」@サントリー美術館

160818 19世紀後半に、エミール・ガレ(ロレーヌ地方 1846-1904)、ルネ・ラリック(シャンパーニュ地方1860-1945)、ドーム兄弟(ロレーヌ地方 August 1853-1909, Antonin1864-1930)など、名だたるガラス工芸家が相次いでフランスに誕生している。いずれもフラン…

「イル・トロヴァトーレ」(演奏会形式)@かつしかシンフォニーホール

160811 演奏会形式ゆえ、舞台装置と振りこそないが、立派なオケと合唱が付いて、ノーカット演奏だから、3時間近い大熱演。それで、たったの3,000円だもの。この日入った聴衆はえらく得した気分だろう。 レオノーラ、ルーナ伯爵、マンリーコ、アズチェーナの…

水美会(兄の所属美術団体)作品展@東京交通会館エメラルドルーム

160810 兄の絵をダシにして、年数回、姉兄と会場に集まり、その後、飲み会で昔話をするのが、いつの間にか定例化。 今回は3点を出展、例によって何れも飛行機をモチーフにしたもの。 「ソフトランディング」と題する10号の油彩画、手前に大きくコスモスを配…

「ニュースの真相」

160810 原題:TRUTH (原作はTruth and Duty) 豪米合作、125分 脚・監:ジェームズ・ヴァンダービルト(これまで脚本は何作も書いているが、監督としては第1作)これも実話をもとに作られた作品。「スポットライト」にかなり共通する内容。 "真実?"が権力…

フェスタサマーミューザ第12日「生誕110年!ショスタコヴィッチの『革命』」by 昭和音大管弦楽団

160809 今年のフェスサマもいよいよ終盤、今日は、昭和音大の演奏会を聴いてきた。 団員が登場して、あれ、何か感じがいつもと違うなと感じたのは、もちろん女性が圧倒的に多い(多分、8:2ぐらい)のは珍しくないのだが、その女性楽団員は、手前の弦楽は全員…

渡邊弘樹と仲間たちのチャリティーコンサート@名曲喫茶ミニヨン(荻窪)

160808 出演者のブログでたまたま見つけたチャリティーコンサート。しかも、予定表への記入漏れで、危うく行き忘れるところだった。 会場は荻窪駅南口の、いわゆる昔風の名曲喫茶の趣を色濃く残しているミニヨン。ただ、喫茶店だからかなり限られた空間で、…

フェスタサマーミューザ第11日

160807 世界的なホルン奏者、バボラークが指揮する日フィルを聞きに。もちろん仲道郁代の弾くクーラウのP協も大変楽しみに、照りつける日差しを物ともせず、川崎へ。こんな暑いは涼しいホールで名曲を聞くに限る。いつもの癖で、前半に居眠りが出るかと思っ…

「カプレーティとモンテッキ」@箪笥町ホール by ミャゴラトーリ

160806 今年も巡ってきました、ミャゴラトーリ劇団の季節が。それほど楽しみにしていた上演です。(でも、まだ3度目、あまり偉そうなことは言えないけど)何が楽しみかって、そりゃ言わずと知れた岩田演出 X 真郁指揮が醸し出す、えも言われぬ不思議な空間…

「ラ・ボエーム」@谷中会館初音ホール

160805 日本声楽家協会研究所が主宰する谷中オペラ寺劇場(てらこや)第3回の公演、知り合いが出るので初めて聴きに行った。 4月から「海の日チャリティーコンサート」祝祭合唱団の一員として、十数回も通ったところだ。いつもは練習所だったところが、今…

「トランボ ハリウッドから最も嫌われた男」

160804 原題:TRUMBO 監督:ジェイ・ローチ(TV向け作品が多く、日本公開作品では目立ったものはない) 天賦の才能を持ちながら、自らの思想信条ゆえ、それを十分発揮する機会を封じられ、家族を養うために、やむなく他人の名前や偽名で数々のヒット作を世に…

観光立国セミナーへ

160803 同期の北出 明氏(JNTO出身だが、50年前に一緒に研修を受けた)がライフワークにしている杉原千畝関連のセミナーのご案内を受け、麹町まで出かけた。 新入職員の頃に上司だった人物が、かつてユダヤ人の日本海渡航事業に携わっていたことをJTB70年…

「シン・ゴジラ」

160802 製作・脚本・監督:庵野秀明 120分 そもそも庵野秀明にもエヴァンゲリオンにも興味がないし、ゴジラファンでもない。それに予告編を散々見せられて、いい加減うんざりしていた。それでも観に行った理由は一つ。それは本作では、ゴジラが我が家の目の…