160807
世界的なホルン奏者、バボラークが指揮する日フィルを聞きに。もちろん仲道郁代の弾くクーラウのP協も大変楽しみに、照りつける日差しを物ともせず、川崎へ。こんな暑いは涼しいホールで名曲を聞くに限る。いつもの癖で、前半に居眠りが出るかと思ったがまったくそんなことはなかった。
「魔弾の射手」の冒頭は、あの有名な旋律がホルンの重奏で始まるから、バボラークの前で失態は演じられないし、相当緊張したのではないだろうか。結果は、堂々たるホルンの演奏でした。
2曲目のクーラウというのは、まったく馴染みがなく、もちろん今回初めて聞く作品。仲道郁代自身が解説しているので、それを下に貼り付けよう。
ということで、この事前情報がなくてもすぐそれとわかるベートーベンのP協との類似性が認められ、そういえば、ここもあそこも、と似ているポイント探しも楽しかった。ハ長調ということもあり、馴染みやすい良い曲である。
後半はおなじみの交響曲。やはりベートーベンはいつどこで聞いても素晴らしい!ここでも木管、とりわけオーボエの活躍ぶりにバボラークは痛く感動したもの見え、何度も女性奏者を立たせていた。オケの人たちに対する気配りも相当なもので、普通あまりやらないのだが、奏者たちの間に入ってわざわざ握手したり、お辞儀したり、大サービスだった。指揮もいいけど、やはり本業のホルンを聞いてみたかった。
#36