ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

昼食会@プラザサンルート新宿

151029 仲良しグループの昼食会があった。会場は、ホテルサンルートプラザ新宿のヴィラッツァ。奥の個室で、12時から延々3時過ぎまで。年に数回会うのだが、話題が豊富で、あちこち飛びながら、とどまることを知らない面々ばかり。 次回は1月末というこ…

「アクトレス〜女たちの舞台〜」

151028 原題:CLOUDS OF SILS MARIA(SILS MARIAはスイス山岳地帯にある村の名前)脚本・監督:オリヴィエ・アサイヤス 円熟の女優、マリア・エンダース(ジュリエット・ビノーシュ)が、かつて演じた舞台劇のリメイクでの出演をオファーされるが、即快諾と…

江ノ電に乗って

151026 江ノ電に乗ったのは、何十年ぶりだろうか。多分、60数年ぶりのこと。素晴らしい天気に恵まれて、藤沢から七里ガ浜へ。そこで、今は鵠沼海岸在住の、かつての職場同期生と、その妹と待ち合わせ。向かった先は、 江ノ島が正面に見えるとあるイタリア…

「ゴーギャンとポン=タヴァンの画家たち展」@パナソニック汐留美術館

151025 さすが芸術の秋にふさわしく、さまざまな展覧会が次々に開催されているが、間もなくゴーギャンとポン=タヴァンの仲間による展覧会が開催されることになり、美術愛好家には嬉しい限りだ。 開催概要は、上のチラシに描かれている通りだが、会期は今月…

151024 何度も聞いている、大田区を代表するアマオケの一つ。コンミスの吉原葉子さんの独奏が、今回聴けなくて残念だった。 ブラ3の第1楽章だが、知り合いのクラリネット奏者が、頻繁にA管とB管を取り替えて吹いているのを初めて目の当たりにした。しかも…

バン蔵という名前のメキシコ料理屋@神田

151023 毎月1回、職場仲間との夕食会、今回は珍しくメキシカンと洒落込んだ。神田駅界隈の手頃な居酒屋は行き尽くしたようだ。ガード下周辺のごちゃごちゃした一角だから、飲み放題を付けて、@¥3,000はお父さんたちのお財布にめっぽう優しい。 この一角は、…

「白い沈黙」

151022 カナダ映画 原題:The Captive (囚われし者) 原案、脚本、監督は、アルメニア人の両親からカイロで生まれたエジプト人(幼少時にカナダ移住)のアトム・エゴヤン(なんとなく覚え易い名前だ。この人、俳優としても活躍しているから、一応才人なんだ…

「モネ展」@東京都美術館

マルモッタン美術館の作品を中心に90点の展示ということだが、残念ながら、数多いモネの作品の中では、傑作はほとんど来ていない。⬆︎のポスターの絵、すなわち印象派という呼称の元になった「印象、日の出」は、今月の18日までの期間限定出品で、まったく残…

気がつけば、金婚式まで、あと・・・。

151020 毎年、この時期(結婚記念日)になると、真紅の薔薇を用意するのが通例になってしまった。花好きのカミさんが最も好きな色の薔薇。気がつけば、金婚式まであと3年!思えば、ずいぶん遠くまで来たものよ。

途中退席した初めての映画

151020 知人から招待券をもらったものの、散々迷った挙句、重い腰を上げ、近所の映画館へ。「UFO学園の秘密」というアニメ。アニメは、よほどのことがない限り、映画館に足を運ぶことはしない主義。今回は招待券があり、ヒマだったので、主義を破った次第。…

「ヒトラー暗殺、13分の誤算」

つい先日見たばかりの「顔のないヒトラーたち」もそうだし、また同じオリヴァー・ヒルシュビーゲル監督が10年前に撮った「ヒトラー 〜最期の12日間〜」も、原題にはヒトラーの文字はない。邦題だけがヒトラーにこだわるのは、やはり原題では客が呼べない…

シベリウスを聴きに、ミューザヘ

151018 横フィルさんが近くのミューザ川崎を会場にしてくれたので、日曜日の昼下がり、川崎へ。最高の行楽日和とあって、えらい混みよう。 2階最前列、やや左寄りに陣取る。いい席だ。このオケ、アマチュアだが、現田茂夫が指導しているとあって、抜群の力…

グラッパ

151017 自分でハンドルネームとして名乗っている割に、グラッパを飲む機会は滅多にない。最近、船友の一人から、ヨーロッパ土産で、これをもらった。 北伊のベネト州で盛んに醸造されるグラッパ酒は、ポマース(ブドウの搾りかす)を発酵させたアルコールを…

「もうひとつの輝き 最後の印象派 1900-20′s Paris カリエール、アマン=ジャン、ル・シダネル…」

151013 長ったらしいが、うまく女性客を惹きつけるタイトルをつけたものだ。確かにこの時代の画家たちにはそれほど光が当てられているわけではないし、日本でもそれほど知られていない連中だろう。 彼らは自分たちも印象派に属すると思っていたかどうかは、…

「顔のないヒトラーたち」

151009 原題:Im Labyrinth des Schweigens (嘘の迷宮)独 123分 [脚・監]ジュリオ・リッチャレッリ(50、イタリア人) 1958年、フランクフルト。戦後10年以上が過ぎ、やっと先の大戦のことも人々の口の端に上る機会が減り、”奇跡”の復興を遂げつつある西…

「岸辺の旅」

151006 日仏合作 128分 今年5月の第68回カンヌ国際映画祭で、「ある視点」(Un certain regard)部門の監督賞を受賞した作品。黒沢 清監督は、2008年、「トウキョウソナタ」で同部門の審査員賞も受賞していて、どうやら彼の感性が、とりわけフランス人にぴ…

「マンザナ、わが町」

151005 日米開戦後、アメリカの太平洋側在住の日系人だけを標的にして、理不尽にも、米政府は、デスバレー近くの荒野ににわか仕立てで用意したバラックに押し込んだ事件を扱った芝居。時は1942年、舞台は寒風吹きすさぶマンザナ(スペイン語でりんご園を指す…

「ヴェルディ マラソン コンサート」@イタリア文化会館

151003 NPO日本ヴェルディ協会が毎年この時期に開催している演奏会。今回が15回目。 女性歌手不在で、華やかさに欠けるが、当代、人気・実力ともに傑出するテノール、バリトン、バスの揃い踏みによるヴェルディも、聴きどころ、満載で、十分楽しめた。厳選…

「ダナエの愛」@東京文化会館

151003 奥方が急な用事に行けなくなったから、一緒に行かないかと、小学校のクラスメートから誘われたのは、前日!この日は一件、演奏会が入っていたが、夕方なので、ダナエがマチネーならギリギリ間に合うと分かり、思わぬ幸運を手にした。 ダナエと聞けば…

Gianicolo@麻布十番

151002 麻布十番在住の親友を見舞ってから、近くのイタリアンへ。彼が贔屓にしている店の一つ。以前にも何度か来たことのある「ジャニーコロ」。偶然だが、彼がローマに40年ほど住んでいた最後の居宅の近くに、この丘がある。ローマ7丘には含まれないが、…

「水美会」(小学館アカデミー)

150930 兄(元ANA勤務、飛行機一筋の人生)が属する絵画クラブの展覧会が有楽町で開かれていたので、姉と覗いてきた。 交通会館ビルの地下にあるエメラルドルームという会場、人の出入りの多いところで、美術愛好家が入ってくることが、これまでの会場より多…

「Dearダニー 君への歌」

150930 原題:Danny Collins [脚・監]ダン・フォーゲルマン いわゆる”感動の実話”っていうやつ。 ただ今、75歳のアル・パチーノが素晴らしい味を出している。やはり、この人、ただ者ではないな。ご覧の通り、実年よりちょっと老けて見えちゃうが、劇中、ほぼ…