ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

オペラ

稲城市民オペラ第8回公演「カルメン」@稲城中央文化センターホール

240721 一昨年の大事故(転倒による脳挫傷ほか)から奇跡の復活を果たした江口二美さんはすでに復帰されていますが、今回はご自身大好きな演目とあって、初めて稲城まで参りました。 第8回ということですから、相当年季の入った合唱団でして、プロの歌手た…

「マダム・バタフライ」@東京文化会館

240719 久しぶりに映画以外の記事です。 デビュー以来、ずーっと応援している高橋絵理さん登場とあって、早くからチケットをゲット。前から4列目左セクション右端とベスト・ポジションで観劇。話題の宮本亜門演出、KENZOのコスチュームをたっぷり堪能しまし…

シンプル形式による「仮面舞踏会」@紀尾井ホール

240624 UN BALLO IN MASCHERA 全3幕 イタリア語上演 解説あり、字幕なし。 残念ながら”看板”のセキテイこと関定子さん、体調不良で降板となり、急遽、ベテランの田島秀美さんが代役で出演されました。最近、本役で出番があったらしく、代役でも素晴らしい出…

「シチリアの晩鐘」by アーリドラーテ歌劇団@新国立劇場中劇場

240622 これは愚亭の中高時代の後輩にあたるMo.山島がライフワークとして取り組んでいるヴェルディ・シリーズの記念すべき第10回の公演です。愚亭は6回目の「ナブッコ」から観に行っています。彼は弁護士との二足の草鞋を履いていて、公演収支の赤字を自…

「マダム・バタフライ」@METライブビューイング

240621 このシリーズの映画館上映は1週間だけなので、過去何度も見過ごしています。それで、今回は大事を取って早めに予定表に記入し、予約もして用意万端。 とりあえず、タイトルロール役のアスミック・グレゴリアンを聴きたさに大いに期待して109シネマズ…

奇跡の1日

240609 "降臨”とはまた仰々しいとは思ったのですが、かなりそれに相応しい今回の日本公演という気がしています。つまり世界ツアー的に飛び回っている彼にしてみれば、たまたま東京がルート上にあり、それに、かのプッチーニ様の没後100年という節目でプッチ…

オペラ「デイダミーア」@めぐろパーシモンホール

240525 ヘンデルが1741年 56歳の時に作った最後のオペラです。大した評判を呼ばなかったこともあって、この後はオペラに情熱を失い、オラトリオへシフトするといういわく付きの作品で、当然日本でも上演機会はごく限られているようです。そんな貴重な機会で…

METライブビューイング 「ロメオとジュリエット」@東劇

240521 久しぶりに東劇へ。ここは小学校(豊洲小学校高学年)の頃から通った劇場で、懐かしい限りです。もちろん当時からは改修工事をしていていますから、外部も内部も当時(1950年代)とは別物ですが、場所はそのままです。 この作品、危うく見損なうとこ…

「カルメン」@代沢芸術祭(下北沢)

240428 Facebookでたまたま浪川佳代さんの記事を見かけて、今朝の合唱練習のあとに、急遽、我が団の合唱マスターと行くことになりました。 私は初めて行く会場なので、一度行ったことがあるというマスターの言うがままについていきました。この代沢小学校、…

カヴァレリアとパリアッチ@ティアラ江東

240421 ローラ役の田仲由佳さんからご案内をいただき、行ってきました。期待に違わず、というか期待以上に素晴らしい舞台でした。愚亭も結構あちこちのアマチュア合唱団のこうしたオペラ公演に足を運びますが、荒川、杉並、立川といった市民レベルの公演とし…

「ラ・ボエーム」@杉並勤労福祉会館

240418 日頃応援しているテノールの青栁素晴さんが出演するとあって、初めて杉並の勤労福祉会館へ。 この超有名オペラは数えられないほど見に行っていますが、今回のは、Tokyo Ope'lataさん主催の、まあ、いわゆる手作り感たっぷりオペラです。この主催者で…

オペラとちゃんこ

240330 久しぶりに両国のシアターX(カイ)に行きました。今日は「カヴァレリア・ルスティカーナ」3日公演の中日です。初日とは一部キャストが入れ替わっています。 この劇場の名物シリーズ、「あえて小さなオペラ」には、もうかなり昔から何度もここへ足を…

「カルメン」@METライブビューイング

240313 ひさびざのMETライブビューイングです。今回はニュープロダクションの「カルメン」です。 オペラの舞台を現代に移すという公演はもはや珍しくもなんともありません。カルメンの舞台は本来19世紀のセビリヤで、タバコ工場からスタートしますが、本作で…

「タンホイザー」@東京文化会館

240229 バイロイトの常連、アクセル・コーバーと、今やひっぱりだこのヘルデン・テノールの1人、NZ出身のサイモン・オニール、2大スター登場で前評判上々の公演です。 幼少時から耳馴染みのあるメロディーが頻出するオペラですが、生の舞台は初めてなんです…

小劇場で観る「アンナ・ボレーナ」@内幸町ホール

240216 生で観る初めてのオペラです。ヘンリー8世の2番目の妻、アン・ブーリンの話をガエターノ・ドニゼッティがオペラ化した作品です。英国史上、よく知られた血塗られた1ページで、戯曲や映画化もされています。 私が見たのは1969年のお「1000日のアン」…

藤原歌劇団公演「ファウスト」@東京文化会館

この作品、こんなに長かったかと言うのが正直な印象です。過去に観たことはありますが、遠い昔のことで、忘れてるのかも。途中、2度の休憩時間を引いて3時間15分の長丁場! 冒頭にも少し入りますが、終幕には結構長くバレエシーンが。これはこれで、なかなか…

「オペラに酔いしれて」@さくらホール(渋谷)

240127 コロナで4年ぶりの開催だそうです。進行役のテノール、高田正人さんによると、現在の会員数は実に2,700人ということですから、今日、ここに登場する歌手たちはまさしくほんの一握りということです。どのように人選が行われたのか、興味深いところです…

こんな「こうもり」も面白い。

240114 午前中の合唱練習を少し早めに抜け出して、セシオン杉並へ。 応援しているテノールの青栁素晴さんや田島秀美さんが出演するとあって、駆けつけました。青栁さんのアイゼンシュタインは数回はすでに見ていると思います。まあ、当たり役の一つと言える…

カルメン(演奏会形式)@東京芸術劇場、無事終演!

240107 主催者が「日本で最高のカルメン!」と、ま、半分冗談でしょうが、半分は本音で終演後、言っていたのが、大変印象的でした。愚亭にはあながちこれは誇張でない気がしています。 オケも合唱もアマチュア集団ですから、そこを差し引いたとして、ソリス…

感動の第九合唱が織りなすミュージック・ディナー

231228 今年の掉尾を飾るにふさわしいイベントに参加。ミュージック・レストランで客側で第九の合唱を歌うというものです。会場はこれまでも何度も来ている「アルテ・リーベ東京」@西新橋です。 ディナー付きなので、6時に入りました。舞台近くのサイコーの…

ボローニャ歌劇場引越し公演に

231104 このところ、海外からのオペラの引越し公演は珍しくありません。ソリスト陣以外に、オケ、合唱団から舞台装置、照明などなど、全部引き連れてくるので、当然チケット代はそれなりになります。ちなみに愚亭が買ったのはSS席で、@¥38,000で、まあ、内容…

うーん、この演出は・・・

231014 東京文化会館でこれを見てきました。愚亭にはこれまで生で見る機会があまりなかった演目だけに、かなり楽しみにしていたのですが・・・こういう演出って、どうなんすかねぇ〜?正直、がっかりでした。ソリスト、合唱、オケ演奏、どれも素晴らしかった…

「ラ・ボエーム」@杉並公会堂(小)

230917 昨年の加賀ホールでの「椿姫」(演劇融合型オペラ)に続いて今年もこのシリーズ、堪能しました。今回は演劇融合型ではなく、前回登場しなかった指揮者(小崎雅弘さん)も。 ここのプロダクションは低予算(多分)を逆手にとってと言いますか、さまざ…

「ルイザ・ミラー」@アプリコ大ホール

230910 アーリドラーテ歌劇団のヴェルディ公演もすでに9回を数えるというから大したものです。たまたま主催者が私の学校の後輩であると知ったことも手伝って、第6回(2018、ナブッコ)から、連続して観劇しています。もちろん、来年の記念すべき第10回公…

フランスオペラ「サンドリオン」を初鑑賞@杉並公会堂(小)

230905 応援しているメゾ・ソプラノの星由佳子さん登場とあって残暑厳しき中、荻窪を目指しました。 このオペラ、初見です。ま、だいたいフランスのオペラの公演自体、多くはないので、無理からぬところかと。イタリア大好き人間を自認している身、やはりと…

「トスカ」@かつしかシンフォニーホール

230820 私の所属する某合唱団の指導をしていただいている松下京介先生が振られるということで、この炎天下、合唱仲間と青砥までこれを見に行きました。 これまで何十回も見ている演目ですが、今日の出来は演奏会形式(舞台装置なし、演出なし)としては最高…

室内楽ホール de オペラ「コジ・ファン・トゥッテ」@第一生命ホール

230513 一月ほどまえに舞台に立ったホールでオペレッタを楽しみました。 このシリーズ、何年か前から何度か見ています。毎度のことながら、これだけ芸達者を揃える林 美智子さんが大したもんです。自らもドラベッラを歌いますがプロデュースするんですからね…

BI版「蝶々夫人 宇宙編」@あうるすぽっと(東池袋)

230325 この青島広志先生、2000年代初期に千駄ヶ谷の二期会スタジオで先生が主宰するオペラ講座シリーズに出たのをきっかけに以来、コロナ期を除いてほぼ毎年、なんらかの演目を聞きに行っています。今回は青栁・江口夫妻同時出演とも重なり、楽しみに出かけ…

「魔笛」@ミューザ川崎

230121 モーツァルト・マチネ シリーズ。ということで、週末の午前中の公演で、所要時間わずかに70分。それでいて魔笛をやろうっていうんですから、無謀というか・・・。でも、結果は、大成功でしょう。 構成がしっかりしている上に出演者がいずれも素晴らし…

「アイーダ」演奏会形式@かつしかシンフォニーヒルズ

230115 上演機会の比較的多い演目ですが、演奏会形式で観るのは・・・初めてかも。なんたってこのチケット代ですからね、予算、そうとう切り詰めざるを得ません。それでも、3回の休憩時間を入れ3時間20分かけての全幕上演、見応え、たっぷりでした! 合唱団…