140728 米 123分 アメリカ版GODZILLA(1998)の2作目。前作のゴジラより更にスケールアップしていて、CG技術も進化しているから、見せ場も圧倒的に多い。たまたま3D iMAXで観たから、とんでもない臨場感を味わった。予告編で繰り返し観ていて、早く本編を観たいと思っていた作品。期待は裏切られなかった。どれだけ凄いかは観ないことには、表現不可。
東宝へのオマージュだろう、まず東宝の例のオープニング・ロゴが映る。後は、ビキニ環礁での水爆実験当時の実写映像が流れる。あの水爆実験は、地底に眠るこうした怪獣を封じ込めるのが目的だったという、まことにご都合主義の厚かましい解説には呆れた。
それから現代に移る訳だが、芹沢博士を演じるKen Watanabe、今回かなり重要な役回りで出番が多い。セリフは多くはないが、キーパーソンの一人。
その後、関東地方のJANJIRAという架空の土地にある原発で、ひんぱんに揺れが起きるが、米科学者夫妻は、日本が密かに何やらとんでもない実験を繰り返していることを察知する。
1998年の前作はローランド・エメリッヒ監督、出演もマシュー・ブロードリックやジャン・レノなどが出演していたが、今回、有名俳優としてはフランス人のジュリエット・ビノーシュだけで、しかも、あっけなく事故死するから、出番は少ない。よく彼女のような大スターが怪獣映画出演を了承したと思ったら、やはり監督のギャレス・エドワーズが相当粘り強く交渉した結果らしい。
そう言えば、ゴジラ第1作出演の宝田明がカメオ出演していたらしいが、劇場公開版ではカットされ、DVD版には登場するらしい。
予告編ではまったく出ていなかった別の怪獣、Muto、それも2匹が登場して、ホノルルとサンフランシスコで大暴れ、それをゴジラが最終的に倒して、自らは太平洋に帰って行くという、まあゴジラはMutoを倒して人類を助けるといういい役だったのが意外だった。
ストーリーも、この映画に込められたメッセージらしいものもあるのだろうが、それはどうでもよく、怪獣たち同士の戦い、怪獣と人間の戦い場面のメガ級の映像と音響を堪能すればよいだろう。Mutoはこれ⬇