161005
予想をはるかに上回って、面白い!!福山にはまったく興味がないし、これまで「そして父になる」を見ただけ。むしろ二階堂ふみ見たさに行ったようなもの。それに吉田羊も嫌いじゃないし。でも、一番インパクトがあったのはリリー・フランキー。壮絶な”怪演”で、心底、ドギモを抜かれた演技だ。
福山扮する都城 静はフリーカメラマン(カメラ好きの福山にはうってつけの役どころ)。ある事件に関わって、今は一匹狼的中年パパラッチに成り下がり、タレント、スポーツ選手、政治家、etc.なんでもショーバイになるものならなんでもターゲットにしている。
写真週刊誌「SCOOP!」の新入り記者、二階堂扮する行川野火(なめかわのび)と、無理やりコンビを組ませれ、やけっぱち。それでも、場数を踏んでいくうちに、野火が見事に成長していく。
このコンビでスクープを連発するたびに、販売部数はうなぎのぼり。
そして、決定打は、裏技を駆使して、厳重な警戒網をかい潜って他社を出し抜き、ついに凶悪殺人犯の顔写真を撮ることに成功したこと。
いわゆる陽動作戦で、自らが囮になって、相棒の野火に決定的瞬間を撮らせる手法が、面白いように次から次へと奏功。
だが、まさか自分の最期の瞬間まで野火に撮らせることになろうとは!
リリー・フランキー扮する元ボクサー、チャラ源が、静にどう関わってくるかは、見てのお楽しみだ。
#75 画像はALLCINEMA on lineから。