131024 原題:THE COMPANY YOU KEEP それにつけても、この邦題の付け方の安直さよ。こんなタイトル、以前にもテレビドラマなどでも結構あった。[製・監]ロバート・レッドフォード [出]ロバート・レッドフォード、シャイア・ラブーフ、ジュリー・クリスティ、ニック・ノルテ、クリス・クーパー、スーザン・サランドンン、リチャード・ジェンキンス、サム・エリオット、ブレンダン・グリーソン、アナ・ケンドリック、スタンリー・トゥッチ、テレンス・ハワード、いや、まぁ出てくる、出てくる・・・。一番の驚きはこのキャスト陣。よくぞこれだけ集めたものよ。これってレッドフォード様ゆえのことかしらん。その割りには大した作品じゃないけどね。それに御大の他には若き新聞記者役のラブーフがべたっと出ているが、後のビッグネームもみなチョイ役だから、凄い!
30年も昔のベトナム反戦過激派グループの一部が暴徒化して、銀行強盗までやらかし、守衛殺人の罪を犯したのだが、いまだ犯人が上がらない。そんな中、グループの一人(サランドン)が、ずーっと良心の呵責に苛まれ、子供達が成人したのをきっかけに何と30年後に自首してくる。
これをきっかけにグループの一人だが、その後、名前まで変えて、今や弁護士として、ひっそり一人娘(孫娘と思うほどまだ幼い)と暮らすニック・スローン(レッドフォード)に捜査の手が伸びようとしている。その裏には、一人の若手敏腕記者(シャイア・ラブーフ)⬇の活躍があった。
娘を弟(クーパー)に預けて必死で逃亡する主人公、でっぷりと太り、顔には小じわが一段と増えたレッドフォード、遠目にはおばさんかと見まごうような緩慢な動きがせつない。そして向かった先には・・・
自分が守衛殺人事件には関与していないことを証明する一人の女⬇(ジュリー・クリスティー)を何としても探し出さねば、血を分けたたった一人娘に堂々と胸を張って生きて行けない。ラストで、娘が幼い謎、誰との間の娘かが見えて来る。
隠れ家で30年振りに再会したミミ・ルーリー(クリスティー)、ニックに発した言葉が「老けたわねぇ~、すっかり!」これに対するニックの返事が「君は全然変わっとらんね」でもサ、クリスティーの方もかなりのふけ顔で、むしろ同い年に見えるよ。レッドフォード、77歳、クリスティー、72歳。
#90 画像はIMdb及びALLCINEMA on lineから