161013
久しぶりに芝居を見た。おなじみアーサー・ミラーの戯曲。原作というより、出演者で選んだ。狙いは黒木 華。前から10列目の中央で、位置どりは問題なし。ただ、昨夜は眠りが浅く、睡魔に襲われたのには閉口。
ご覧の通りの布陣で、まあ豪華と言っていいだろう。演出は英国人、ジョナサン・マンビー、美術・衣装はマイク・ブリトン(名前からすればイギリス人だが・・・)
実話をベースにした戯曲。高校生の頃に「サレムの魔女」として日本公開されているフランス映画は、イブ・モンタン、シモーヌ・シニョレ夫妻、売り出し始めたミレーヌ・ドモンジョ、同じくパスカル・プティという、これも豪華配役だったが、あまり話題にはならなかった。脚本はジャン・ポール・サルトルだったことも、今初めて知った次第。
暗い話であり、登場人物が多いのと、相関関係が複雑な上、セリフが長いのと、早口で多くを喋り続けるので、周囲でもこっくり族の多かったこと。キャスト陣の熱のこもった演技、スタイリッシュな装置と、素晴らしい音楽、照明の妙なども手伝って、見事な舞台に仕上がっていた。
まあ、しかし、芝居は喜劇の方が楽しいのは間違いない。
画像と動画はBunkamuraの公式ホームページから借用。