141023 海外から帰国したばかりで、少し強行軍だったかと反省した1日。まずは兄が所属する美術団体のグループ展へ。
例によって、飛行機をテーマにした作品。2点ともイギリスのファンボロで毎年開かれている航空ショーに行った折の光景を描いている。
最初の作品は、1967年に退役するまで、一世を風靡した観のあるロッキード・スーパー・コンステレーション機の尾翼を誇張した作品。尾翼のマークはBreitling社の頭文字。オールドタイマーにとっては、たまらない懐かしさを感じるだろう。そんな気持ちが伝わって来る。
2作目は、夫唱婦随というタイトルだけでは、飛行機との関係が判然としないが、これも航空ショーの一幕。懐かしさで感動している亭主の脇で、我関せずの奥さんがアルバムに見入っているツーショットが、とても微笑ましい。
因みに、ご主人の着ているポロシャツの腕の部分に描かれているShuttleworth Collectionとは、ロンドン北部にある、ヴィンテージ機を揃えて様々な航空ショーなどを企画している会社の名前。
4時から講師の講評があるというので、初日に姉と誘い合わせて会場に足を運んだが、講評がすこぶる丁寧で、30点でたっぷり2時間以上かけていた。その間、立ちっぱなしで、正直、結構しんどかった。
それにしても絵の講評というのは、やはり難しいものと、改めて感じた。一所懸命頑張って作品に仕上げた生徒たちをおだてず、くさらせずに評価するんだからね。自分では相当うまく描けた自信作なのに先生があまり褒めてくれなかったり、その逆だったり・・・。
兄の絵の前に立つ講師と、自分の作品についてのコメントをする作者(左)。
世の中、あらやる分野で女性の活躍が目立つが、このグループでも女性パワーが圧倒している。女性の作品の方が、概ねダイナミックで男性的というのが、どうもねぇ。