161012 今年も恒例の池上本門寺のお会式を迎えた。中日の12日には、数々の万灯が池上通りを笛や太鼓の音と共に賑やかに練り歩くのだが、年々その数が減っているようで、寂しい限りだ。
以前は我がマンションが建つ堤方橋から遥か彼方、見えないような距離からドンドン、ピーヒャラと万灯会の行列が続いたものだが、ここ数年は、この界隈から出発するようで、どうも数も減ったし、人出もかなり減少し、池上通りの両側を埋めていた屋台もほぼ消えてしまった。
このままだと、やがてこの秋の大祭の行列がなくなってしまうのではと気がかりだ。一昨年、昨年とマンションの理事会の役員をやっていた関係で、マンションの周囲に明るいうちからロープを張ったり、不届きものへの目配りに忙しかったのだが、今年は、役員達も八時頃には早々と引き上げてしまう始末。
多分、他でも似たような状況なのではないだろうか。伝統文化は長く続けて欲しいと思いつつ、遠くで鳴る笛太鼓の音色を聞き、ひとりビールを飲む。