ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

伊勢・南紀の旅

f:id:niba-036:20100805093131j:image:left久しぶりに国内の旅。しかもツアーに一人参加。南紀は高校時代に一度かすめた程度で、肝心なところを見残している。また、現在大学の授業で取り上げる熊野三山や伊勢参詣に関する生情報が得られるならと5万円ほどを投資したような次第。

見どころは、高野山、熊野古道と三山、そして伊勢神宮。ついでに瀞峡めぐりに勝浦での温泉三昧と、短いながらも濃い内容。

先ずは新幹線で名古屋、その後はずーっとバス移動。岐阜のバス会社だったが、車体、ドライバー、ガイド(柳原加奈子風)、いずれもよし。添乗員も40代男性で、こざっぱりした案内が身上で、感度よし。それに天候がバッチリだから、全てよしということ。バス一台に29人、ゆったりできた。夫婦3組、ほかは家族、友達などによる構成。単独は自分ほか1名。まずは恵まれた条件の旅となった。それと隅々まで道路事情がよくなっていることを痛感。

初日は一路高野山へ。到着後、現地ガイドの案内で先ずは奥の院の見学。まぁ名だたる武将やら名門家族、名門企業・・・よくもこれだけと思うほどここに集まっている。高野山全体が見渡す限り寺、寺、また寺と言う具合。その合間に民家、学校、それも大学まで、病院から郵便局まで、インフラ完備で、まことに異様な町。ガイドブック片手にフランス人観光客の姿も。まぁ、はるばる来たもんだ。
f:id:niba-036:20100805094937j:image1泊目はこんな立派なお寺、天徳院の宿坊。この年になるまで宿坊に泊まるのは初めて。添乗員によれば、宿坊にもいろいろで、ここは相当上等な部類とか。確かに普通の旅館と余り違わない内容。電話こそないが部屋には薄型テレビや冷房まで。しかも庭園が見渡せる贅沢な立地。敢えて言えば、部屋に鍵がついてないことと、トイレ・バスが共用ということか。でも、ウォッシュレット完備だし、広々として問題なし。
f:id:niba-036:20100805095450j:imageこういう角部屋を割り当てられて、ラッキーだった。
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小堀遠州作の名園が楽しめる大広間の一角。

↑風邪をひいていて、ひどい声。回遊式とあるのは、誤り。正しくは池泉式庭園
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これが天徳院さんの精進料理。ごま豆腐やら高野豆腐が並ぶ。隣り合わせた藤沢から来られた一人参加の女性と話が弾む。