101112 本公演の前日、「オルフェオとエウリディーチェ」の舞台フォーラムを日生劇場へ見に出かけた。
↑舞台には翌日使用される衣装が並んでいる。床には一面に反射プレートが張られているから、照明の当たり方に面白い効果を生む。
これは芸術文化振興基金助成事業の一環として開催される青少年のための「日生劇場オペラ教室」の公演前に行われる企画で、今回で17回目とか。
要するに裏方さんたちが、どんな苦労を実はやっているのかを客に知ってもらうために毎年行っているもので、演出、美術、振付、照明、舞台の各部門の代表者が一堂に会してパネルディスカッションをやり、ゲネプロの様子を動画で紹介、ついでに一部をダンサーたちが舞台上で見せてくれるという趣向。なかなか興味深い。更にその後、客を舞台に上げて、隅々まで見せてくれる。
多分、こういうことだろうな、という想像しか素人には出来ないわけだが、確かに実際の稽古の様子などを細かく映像で見せられると、そうか、こんなことまで、と言う風に合点が行くのだ。
今回、ダンサーが6人だけだが、合唱団員たちにもダンサーと一緒の動きが一部要求され、それが普通に受け入れられて、しかもダンサーたちと見分けられないほど、同化して動いてくれていると、演出やドイツ人の美術担当ギールケ氏から絶賛されていたのが特に印象に残る。
←はオルフェオ、→はアモールの衣装。