たまたまテレビをつけたら見られたという男女の決勝、ラスト500mの攻防は、いつ見てもしびれる。女子はエチオピア対ケニアの一騎打ちの様相で、これはこれで面白かった。結局、戦前の予想通りで、ディババの圧勝に終わった。日本の3選手も結構頑張って、9、10位だから立派なもの。
男子は、また様相ががらりと変わって、優勝はイギリス。と言っても彼はアフリカ人だが、場内の歓声はさすがに凄かった。そして2位にはアメリカの白人選手。アフリカ勢絶対優位は覆った。
男子10000mで思い出すのは東京オリンピック。エチオピアのガムーディ、下馬評が高かったオーストラリアのロン・クラーク、伏兵アメリカのビリー・ミルズの、追いつ追われつの激闘が忘れられない。クラークは1万の惨敗でマラソンに急遽エントリーするも途中棄権。彼にとってはほろ苦い東京となった。
優勝したイギリスのモー・ファラーとアメリカのラップ選手。