ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

「首」

231130 2h11m 原案・脚本・監督・編集・主演:北野武

久々の映画館での鑑賞でした。いかにも北野武が作りそうな作品でした。壮大な喜劇でもあります。それにしても”スプラッシュ”だらけで、目を背けるシーン、少なからず。覚悟はしていましたが。

一応、大筋では史実に則ってる体裁を取っていますが、北野武らしい自由な解釈で、好き放題やっています。そここそがタケシ作品の魅力なんでしょう。あとは、どうみてもアドリブと思われる場面も多数あって、共演者の表情を見ているとすぐ分かります。いやまあ、撮影中でも人を笑わせないと気が済まないんでしょう。

高松城水責めシーンなどは、大昔のテレビ番組「風雲たけし城」そのままですし、中村獅童遠藤憲一木村祐一大竹まことなど、脇役人にも面白い振り付けをやらせていて、2時間越え、飽きることがありません。ただ、これって外国人がどこまで理解できますかねぇ。