241029 2024 2h9m 監督:白石和彌(「狐狼の血」2017, 「狐狼の血LEVEL2」2021)
某藩の藩士、柳田格乃進(草なぎ剛)は藩内の讒言により浪浪の身に。今は江戸下町の長屋で一人娘の絹と暮らしている。貧しいながらも平穏な日々。唯一の楽しみは趣味の碁打ち。質屋の主人、源兵衛(國村隼)とは碁仲間。
ところが、この質屋を舞台にとんでもない運命に翻弄されることになろうとは。ツッコミどころ満載なれど、見せ方がうまく、また素晴らしいカメラワークに引き込まれて、2時間を超える長尺ながら、長さを感じないままエンディングを迎えられました。
それにしても、スマップのあの草薙剛がこうした演技を見せてくるとは!吉原の女郎屋の主人、お庚を演じる小泉今日子もなかなか。
久しぶりに、時代劇の醍醐味を味わいました。でも、自分は碁をやらないから、やっていたら、もっと面白く見られたと思います。最後のシーンで、碁盤斬りというタイトルの謎が解けます。