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ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

板波利加ソプラノリサイタル

音楽

170309

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もっぱらミラノやウィーンで活躍している板波利加の、まあいわば凱旋リサイタルか。この人、日本人には珍しい、Soprano LiricoよりDinamicoというふうに言っちゃった方が正確も知れない。声質、音域ともに日本人離れした印象が濃い。楽曲に対する深い洞察力から来るらしい曲それぞれへの陰影のつけ方など、どこを切っても超一級品であるのは間違いない。

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今日は前半はトスティなどの軽めの歌曲や、同じく軽めのオペラ・アリアを披露、後半は一転、ドイツもの。とは言え、あえてカジュアルなものを並べ、最後にズドーンとシュトラウスの「サロメ」で締めた。アンコールは、松島音頭!楽曲に合わせて選んだ三種類のコスチュームもとても良かった。

短いが多彩で、いかにもこの人ならではの演目、もちろんたっぷりと楽しませいただいた。ついでに、この目立つチラシだが、現代美術家桑野 進のデザイン。彼女自身がこの直線、曲線、円、楕円、ギザギザ線などを自由に組み合わせて描く独特の画風に惹かれて、直接画家本人に制作を依頼したというから、やはり彼女らしい。

#11 (文中敬称略)