小雨で、しかも冬の寒さの中、上野の科学博物館へ「グレート・ジャーニー展」を見に。冒険家、関野吉晴氏が10年がかりで辿った足跡は、1995年から、テレビで何度かに分けて見ていたので、概要は知っていたが、改めてその偉業に驚かされた。
工夫を凝らした展示法で、巧みに解説してくれる。
中でも興味を惹かれたのはエクアドルの原住民ヒバロ族が昔作っていたとされる干し首の展示。いわゆる首狩り族が残したものだが、頭蓋骨を抜き出した後、特殊な方法で凡そ1/3ぐらいに縮小しているのだが、実に精巧な作りに驚く。自分が小学生時代、学校から連れて来てもらった時にはこれらの首は展示されていたのだが、最近は見せていないから、実に何十年ぶりでの再会となった。
⬆タンザニアのラエトリで見つかった360万年まえのアファール猿人の足跡に基づいた「アファール猿人復元プロジェクト」で作られた親子3人。顔の表情は、このプロジェクトに協力したお笑いの岡村隆史がモデル。肌の質感など、驚くほど見事な出来映え。
これが親子の足跡