ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

「ベルリン・ファイル」

130716 新宿ピカデリー 原題はハングルなので表記不可。英語タイトルもそのままTHE BERLIN FILE [監][脚]リュ・スンワン、[出]ハ・ジョンウ(「依頼人」)、ハン・ソッキュ(「シュリ」)

 

韓国映画をこのところ立て続けに見ている。この種の映画の作り方はある意味では日本以上。筋立ては「ボーン・レガシー」に似ていなくもない。迫力は負けていない。

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⬆この光景、どこかで見たと思ったら、香港映画の「インファーナル・アフェア」そっくり。

冒頭から3/4ぐらいまで、敵味方が判然とせず、イライラしながら推移を見続けるのみ。最後の1/4で、全貌がやっとつかめるという案配。なにしろ、南と北に加えて、モサドのアラビア人なども加わって、くんずほぐれつだ入り乱れるから、事前情報なしに、これを始めからすんなり付いて行くのは結構大変。

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ブランデンブルグ門付近でのロケ。後ろにスマホで撮影する女性が見える。これも人気俳優ハン・ソッキュが演じる韓国側諜報員。

舞台はベルリン、北の諜報員ピョは、アラブ組織と武器取引の真っ最中。だが一部始終は南側に察知されており、取引現場は急襲される。危うく難を逃れたものの、北の保安監視員トンから、ピョのカミさん、リョンに二重スパイ容疑があることを知らされ、彼も彼女に疑惑を持つ。気付かないうちに、とんでもない陰謀に巻き込まれているのを知るピョ。果たして逃げ道はあるのか。

 

#54 画像はALLCINEMA on lineから