140824
このフレッシュ名曲コンサートシリーズは地元の行政が支援しているから、入場料が安く、お得なコンサート。演目にもよるが、ほぼ毎回来るようにしている。
ラフマニノフ2番、久しぶりに生で聴いたが、やはりいいねぇ〜。この今村 篤さん、まだ24歳で、表情にもあどけなさが残るが、しっかりしたメリハリのある演奏振りは、結構なしたたかさを感じる。将来期待の逸材かも。
「中央アジアの草原にて」のボロディン、本職は高名な化学者というから驚く。そう言えば、マエストロ岩村も、早稲田の理工学部卒業という変わり種。ちょうどいい組み合わせか。
「展覧会」も昔から好きな演目の一つだが、管とパーカッションが大活躍する楽曲だけに、このパートが穴を空けることは断じて許されないわけで、そうした意味でも、管奏者、とりわけ金管メンバーがすばらしかった。
ついでに、打楽器奏者にも、最近女性の進出が顕著だが、終楽部で鐘をガンガン打ち鳴らす場面、ほっそりした女性奏者が、か細い腕で懸命に叩いている姿が若干滑稽でもあったが、なかなか素敵だった。
⬆今日のコンマス(コンミス)がこの方。アッと驚く美形の千葉清加(さやか)さんだ。この4月にアシスタント・コンサートマスターに就任したばかりの独奏バイオリニスト。もちろん今回はこんな派手な衣装でなく、ごくつつましい黒ずくめだったが、やはりどうしても目立ってしまう。それもあってか、通常、一足遅れて登場するのをやめて、目立たぬようそっと首席奏者の席へ。
しかし、こんな”看板娘”(失礼!)がいると、日フィルにとっても観客動員数が一気に増えるのではと余計なことを考えてしまった。
#43 画像はインターネット公開画像から借用