200120
昨夏、区が実施している無料検診でひっかかった右肺下部にある小さな影、秋以降、レントゲン、CT, MRI, PET検診、さらに喀痰検査までやったが、正体不明のまま。やはり放置するのはまずいということで、気管支鏡で直接患部から一部掻き取ってチェックすることに。
まさか最初の診察からこれだけ長期に及ぶことは想定外。もしものことがあると、来月初頭に予定されている大田区主催の区民オペレッタ「こうもり」に間に合わないので、時期選定には悩まされたが、結局昨日、無事検査は終了。怪しげな正体判明には来週まで待つ必要はあるが、とりあえず、無事退院できて、今日は久しぶりにワインがおいしかった。
当初、医師から詳しい説明がなかったので、胃部のカメラ検診程度に軽く考えていたところ、これがさにあらず、予想外に大変な手術だった。まずは喉の奥に麻酔剤をたっぷり噴霧するのだが、これが咳き込む、むせるでこんな辛い思いをするとは思わなかった。麻酔が効いた頃合いを見計らって、手術台に乗せられるのだが、医師二人と看護師三人という体制で、心穏やかではなかった。
麻酔が効いているから、気管支鏡が口から差し込まれても喉周辺の違和感はまったく感得することなく、約1時間で終了となり、ベッドのまま病室まで運ばれる途中で、たまたま見舞いに来たカミさんと同じエレベーターに乗り合わせた。大丈夫なのだが、麻酔で声が出ない。このまま元の声に戻らなかったらどうしようと一抹の不安を感じながら、1日が終了。幸い、3時間後にはほぼ正常に戻っていて、まずは一安心。
池上総合病院は東海大系の病院、家から徒歩10分もかからないので、何かと好都合。今回の入院は2008年8月の虫垂炎手術以来であった。その時の様子→「ちょっと入院」