130808
ふ
久しぶりに日フィルを聴いた。それにこのフィンランド人のマエストロは初めて。見るからに若手。成長株の一人だろう。
原田英代のモーツァルトP協21番がまたよかった!スェーデン映画「短くも美しく燃え」を思い出した。エルヴィラ・マディガンは、実在の人物で、この悲劇を扱った名作。美しい映像が印象に残る作品だった。
この人、演奏スタイルもなかなかきれいだ。ただ、終演後、ちょっとした珍風景。何とコンサートマスターに握手を求めたところまではよかったのだが、何とコンマスに立つように指示するような仕草。戸惑ったコンマス、思わず中腰になったが、そこはマエストロがうまく仕切ってことなきを得た。ソリストがコンマスを立たせるって、聞いたことがないけど、ひょっとして海外ではやるんだろうか、そんなこと。
因にアンコールは、リストの「愛の夢」。これも素晴らしい演奏!
「幻想」も満足の演奏だった。今回は鉦は無頼裏で突いたが、舞台上で衝いてくれた方が嬉しい。ちゃんと演奏スタイルが見えた方が面白いではないか。
#41