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ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

ドイツ歌曲とアリアの夕べ(スタジオかのん アーツ&ハーツ プロジェクト#56)

160913

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我が大田区第九合唱団の指導者の一人、星野恵里先生が出演されるので、チラシが出る前にチケットをお願いしていた。今宵は、タイトルにもあるように、すべてドイツ語だけ。愚亭には珍しい体験となった。

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ご覧のように前半は軽めの歌曲、後半は重めのオペラアリアという、まあ常套の構成。

恵里先生は、マーラーから2曲、シュトラウスから有名な三重唱と、やたらとコ難しい「ナクソス」からメッゾのアリアをトリで歌われた。いずれもゼッピンだったが、マーラーは、先生自身が付けたライナーノーツで、丁寧な解説はあったものの、歌詞がわからないと、悲しいかな、素人の耳には1回聞いたぐらいでは、なかなか曲想が伝わってこない。

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オクタビアンの衣装姿の星野恵里先生。自前で用意するから大変だ。

その点、薔薇騎士の三重唱はこれまで何度も聞いていることに加えて、先生のオクタビアン、そしてソプラノのお二人、鈴木麻里子さん、今回初めて聞く別府美紗子さん共々、抜群の歌唱技量を誇られるから、うっとりするほど見事なハーモニーを奏で、言うことなし。さすがに今日一番のBrave!!じゃなかったかな。

前後半、1曲ずつ歌曲とアリアを歌われた上木由里江さん、お優しいお顔に似合わず、太くて力強い発声で、いささか意表を突かれた。どこからあんなダイナミックな音が出てくるんだろうと不思議な気がした。

前半にしか登場されなかった富山出身の四津谷泰子さん、お姿もお顔もとてもキュートな感じで、お声もソプラノ・スブレットなのだろうか、澄み切った、清らかな高音に魅力を感じた。シューベルトの三つの歌曲は、まさにこの方にぴったりの選曲。

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星野先生と上木由里江さん。上木さん、こんな華奢なのに、凄い声のソプラノです。

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後輩の四津谷泰子さんの応援に駆けつけたソプラノ、太田小百合さん。

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「黒一点」(?)は追分 基さん。バス・バリトンで、「魔王」、「魔笛」から「この聖なる神殿で」、「タンホイザー」から「夕星の歌」と、すべて有名な曲を並べました。豊かな響きのある、確かな歌い方に好感しました。

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AHPのコンサートはこれで3度目だが、相変わらず、ご覧の通り、入りがイマイチで、残念。多分、宣伝にかける金も時間も不足しているんだろう。これだけ素晴らしい歌手たちが出演していて、@¥3,000で聴けるんだから、せめて7割ぐらいは会場が埋まってほしいと思わざるをえない。

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