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ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

お寺で、ミニコンサート

170513 日野にある安養寺という名刹でのコンサート、これまでも何度か出かけているが、今日は朝から生憎の雨。午後4時開演のコンサートなので、ちょうど2時間前に家を出た。開演10分前に、背中をずぶ濡れにして到着したら、50席の客席はすでに満員の盛況。

人気の青栁素晴X江口二美夫妻の出演とあって、満員御礼となっている。二美さんはこれまで何度かここに登場しているが、青栁さんは初めて。というより、テノールがこれまで誰も登場しなかったのには、限られた空間は、テノールにはやや不向きという判断があったかも知れない。

青柳さんはテノールの中でも声が大きい方だから、どう聞こえるか些か気にはなったが、ご本人もそれはあらかじめ計算していたようで、かなりセーブして発声していたようだ。それでも、比較的前方に位置どりしていたものだから、凄まじいばかりの音量だ実感できた。

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赤いマーカーで記したところは、愚亭が実際に見た公演。江口さんはもう10年以上も応援しているから、割に見ている演目が多いと思っていたが、こうしてみると見逃したものもかなりある。

前半、後半とも、まずは軽めの武満と木下の作品を並べ、次に少しだけ重めのイタリア歌曲・カンツォーネを入れて、最後にお待ちかねのオペラアリアと並べるという、見事な構成。アンコールは、「メリーウィドウ」から超有名アリア、「唇は知らねど」(Lippen Schweigen)を、さらに青柳さんの「糸」(中島みゆき)でも聴衆を唸らせた。

近々、千住のホールで、お二人が主役を演じる「イル・トロヴァトーレ」の公演が決まっているが、自分の合唱祭のため、聞くことができない。自分がもっとも好きな演目を初めてお二人が演じるわけで、実に貴重な機会を逸することになる。その意味でも、今日、江口さんがこのオペラから、最も有名なアリアと言っていい2曲を選んでくれたのは、本当にありがたいと思った。

そして、どちらも、実にうまく歌ってくれた。2曲とも、かなり難度の高い詠唱で、特に高音域での早い動きが頻繁に出てくるから、これは歌手泣かせのアリアなのに、見事な歌いっぷりで、Bravissima!

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これから漫才でも始めようかという雰囲気で登場したお二人、場内には終始笑いが絶えなかった。

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お二人それぞれのご母堂の帯から作ったというコスチュームを披露(前半、後半)

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最後にご住職の石黒さんからのご挨拶。ちなみに、この日のピアノ伴奏は石黒夫人が演奏された。ホール内の椅子を片付けて、とっておきの白ワインとお手製のガトーが全員に振る舞われた。どうもご馳走様でした!!

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