101015 109シネマズ川崎
原題もKNIGHT & DAY(意味不明。ジューンに危機が訪れる度に救出に登場するロイがナイト?挿話として登場する老夫婦の姓がKNIGHTというのは単なるおふざけか。)
[監]ジェームズ・マンゴールド(「ニューヨークの恋人」「3時10分、決断の時」「ウォーク・ザ・ライン/君に続く道」)
[出]トム・クルーズ、キャメロン・ディアス、ピーター・サースガード(「フライト・プラン」)、ヴィオラ・デイヴィス、ポール・ダノ(「ミス・サンシャイン」)、ジョルディ・モリャ(「マルティナは海」「カラバッジョ 天才画家の光と影」「エリザベス・ゴールデンエイジ」)マギー・グレイス(「96時間」)
主役の二人は今更だが、脇役陣が豪華で、贅沢に使っている。
ある若い天才科学者が開発した軍事使用可能超小型試作品をめぐっての、裏組織が絡む争奪戦が縦軸。平凡な女ジューンとCIAエージェントの絡みが横軸。冒頭やや分かりにくいストーリーだが、類型的な展開で、取り立ててどうこう言う作品でもない。
見せ場は飛行中の機内での格闘シーン、バイクによる市街区でのチェイスシーンなどなど、ふんだんに盛り込んであり、それはそれで結構楽しめる。
ザルツブルクやセヴィリヤなどの町も登場するが、有名な牛追い祭り(サンフェルミン)は、パンプローナであり、セヴィリアという設定はおかしい。余りに有名な事実をねじまげると、全体がうそっぽく見えて白ける。
トム・クルーズのいつものにやけた顔は様になっているし、いくつになっても若々しいのは大したもの。「トップガン」のままだもの。対するキャメロンも、ファニーフェイスでまったく美形ではないが高い人気を保てるわけが、この作品を見ているとなんとなく分かる。
#49(画像はALLCINEMA on lineから)