120818 両国シアターX（カイ）
千円でオペラが見られる時代到来か！半信半疑で見に行ったら、これがまったく本格的な公演で、たまげた。この劇場、５月に現代劇を見に来たことがあるが、小さいながらも結構機能的にできていて、音響的にもすぐれたホールだと思う。
伴奏はやや変則的だが、ピアノ、オルガン、チェロ、クラリネットという編成。指揮者もしっかり仕事をなさり、公演を大いにもり立てていた。とりわけクラリネットはメロディー・ラインの主たる部分を受け持っているから、終始吹きっ放しで、１時間オペラとは言え、女性には過酷だったと思う。
⬆一部拡大したチラシ。下段が今日のキャスト。皆さん、すっごくお上手で、感嘆しっぱなし。中でもサントゥッツァの田村由貴絵さんの熱唱が光った。よく響く大きな声をお持ちだ。
千円だから、出演者には多分ギャラはほとんで出ないのだろう。どこかの補助金が付いているのか定かでないし、いかなるカラクリでこんな途方もない値段になるか興味津々。それにしても、とうとう千円オペラが登場する時代になったのかと、感慨深い。
サントゥッツァの田村由貴絵さん
左、アルフィオの藤岡弦太さん、右はトゥリッドゥの倉石真さん。
歌も演技も素晴らしかったなぁ〜。
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