121108 中高時代の同期生、建築家のI君が、旅先で描いた作品展が市ヶ谷のビストロ・カシーヌで開催中。仲間と出かけ、鑑賞かたがた旧交を温めた。
いずれもはがき大で、何百点か知らぬが、膨大な量を一挙公開。本人によると、平均7分でその場で概略を普通のボールペンで描き、車中、線を加え、更に帰宅後、淡い彩色を施して仕上げるとのこと。
どれも見事としか言いようがないが、こんな才能を持っていたこと、最近まで知らなかった。こうした風景画の中には例の大震災で一瞬にして消えてしまった家屋も多数含まれていて、貴重な資料となっている。
今回は展示されていなかったが、飲み屋シリーズ、更には銭湯シリーズなど、市井の人物(主におっさん)が活写されていて、飲ん兵衛(もっぱら日本酒で、飲み始めると一切食べない主義)の彼の面目躍如。
ビストロで出された前菜。
縦長の珍しいラベルのワインは、スペイン、ナヴァラ産。メルロとカベルネ種の赤は、女将が勧めるだけあって、すこぶる美味。昨日は痛飲したから、今日はほどほどに。