121224 川崎チネチッタ 純正英国製 監督:トム・フーパー、出演陣も英国出身者多し。ただし、ヒュー・ジャックマンとラッセル・クロウはオージー。アン・ハザウェイとアマンダ・サイフリッドは米人。
ミュージカルでは、ロンドンと東京で、更に過去の映画作品でも見ているが、この作品ほど感動を受けたことはなかった。ラストは涙、滂沱である。
従来のアフレコでなく、今回初の試みとして、撮影しながら歌うというSinging Live方式を採用、その効果は大きい。出演陣も一様にこれを絶賛、この方式のお陰で演技もしやすかったと。
宿命の二人、ラッセル君もこんなに歌えるとは思わなかったが、何と言ってもジャックマンの歌唱力にはほんとに脱帽だ。これまでミュージカル出演もあるし、実力のほどはある程度知ってはいたが。
アン・ハザウェイさん、泣きながら歌うという離れ業。この人、見直したなぁ。例の I Dreamed a Dreamを熱唱。
コゼットがまたかわゆいのだ。この子役、ヘンにこまっちゃくれてないところがいい。
バリケードのシーンも圧巻だ。この辺りは舞台では再現できない迫力がある。
エポニーヌの出番は少ないが、その代わり一番の歌がある。On My Own 演じているサマンサ・バークス(英国、マン島出身)は余りパッとしないが、歌唱力はある。
舞台挨拶で来日した顔ぶれ。左はプロデューサーのキャメロン・マッキントッシュ。アン・ハザウェイ、髪の毛がだいぶ戻って来ている。その他、成人したコゼットをやるアマンダ・セイフライドが高くきれいな声を響かせる。翻って日本の映画俳優たち、こういう真似ができるだろうか。
#93 画像はALLCINEMA on lineから