ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

「ペーパーボーイ 真夏の引力」

131215 原題:THE PAPERBOY(新聞記者を表す俗語)2012 米 107分 監督・脚本:リー・ダニエルズ(「チョコレート」2001)、出演:ザック・エフロンニコール・キッドマンマシュー・マコノヒージョン・キューザック(怪演に喝采!)、スコット・グレンと実に錚々たる顔ぶれだ。

 

時代は1969年の真夏、舞台はいかにもややこしい事件が起こりそうなフロリダ州南部沼沢地(エヴェーグレイズかな?)に近い一角。元地元カレッジの水泳選手だったジャック(エフロン)、人生の目標を失い、父親が経営する地元のちっぽけな新聞社で配達を手伝う日々。

 

そこへ、もう少し出来のいい兄(マコノヒー)が、勤務する大手新聞社の同僚を連れて帰省。実はここで数年前に起きた殺人事件の再調査が目的だ。ジャックは渡りに船とばかり、兄の仕事を手伝うことに。

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そんな中、突然ジャックの前に金髪美人(キッドマン)が現れる。彼女は、彼らの調査の依頼主で、獄中の殺人犯とされる男(キューザック)の文通相手。何故か婚約までしているという謎の女、シャーロット。ジャックはすっかりのぼせ上がってしまうが、この後、とんでもない展開へ。

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猟奇殺人事件が絡むサスペンス・スリラー。特異な季節と舞台の中で、芸達者たちが独特の雰囲気を醸し出す、見応えある作品。

 

#105 画像はALLCINEMA on line